【Pr】 リップルツール の使い方 | Premiere Pro

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 リップルツール を書きます。

編集したカットのカット点を変えたくなる時どうしてますか。

たとえば音の出だしや表情の変化を調整するなど、クリップの長さを調整するのも初心者には一苦労です。

Premiere Proには、効率的に編集を進めるための便利なツールが多数用意されています。


リップルツール(Ripple Edit Tool)**は、時間を短縮しながらスムーズにカット編集を行うための強力な機能です。


この記事では、リップルツールの使い方を初心者向けにわかりやすく解説します!

リップルツール とは

リップルとは隙間(リップル)のこと。リップルツールは、タイムライン上のクリップをカットしたり長さを調整する際に便利な編集ツールです。

特に、他のクリップを自動的に詰める(または広げる)機能が特徴で、余分なスペースを残さず、編集後もタイムラインの整合性を保つことができます。

• クリップを短くすると、後ろのクリップが自動的に詰められる。

• クリップを長くすると、後ろのクリップが押し出される。

リップルツールの使い方


ツールバーから[リップルツール(Ripple Edit Tool)]を選択します。

ショートカットを使う場合は[B]を押します。
マウスカーソルを伸び縮みさせたいクリップの編集点に持っていき、クリップをドラッグしてみましょう。

編集点にマウスを持っていくと、マークが変化します。

マウスカーソルがリップルアイコン(矢印と線)に変わったら準備完了です。

1. タイムライン上のクリップにカーソルを合わせます。

2. 編集したい**クリップの端(イン点またはアウト点)**にカーソルを移動。

3. クリック&ドラッグで、クリップを短縮または延長します。

編集点の前にあるクリッブでは左向きの矢印。

編集点の後ろにあるクリップでは右向きの矢印になります。

左向きの矢印をドラッグすると前のクリップの尻の映像が伸び縮みします。

マウスを離すとドラッグした分だけカットの尺が短くなり、隙間が詰まります。

編集点の後ろにあるクリップに表示された右向きの矢印をドラッグすると同様にクリップが変化します。

このように隙間を作らないのがリップルツールの役割です。

リップルツールは編集範囲内のクリップに影響を与えるため、再生ヘッド(タイムラインの縦線)がある位置を確認しながら操作しましょう。

https://youtu.be/bL3X0jM81dY

リップルツールを使った効率的な編集テクニック

1. 短縮編集で無駄をなくす

インタビューや会話の間の不要な空白を詰める際に便利です。

2. 動画のテンポ調整

複数のクリップをタイムラインに配置している場合でも、タイムライン全体を自動調整してスムーズな流れを保てます。

3. 他ツールとの組み合わせ

スリップツール(Slip Tool):クリップの位置を変更せずに中身を調整。

ローリングツール(Rolling Edit Tool):隣接するクリップとの境界を移動。

これらと組み合わせることで、さらに効率的な編集が可能になります。

初心者向けの注意点

クリップ間の隙間に注意

リップルツールを使うと、自動的に隙間が詰められるため、タイムラインの流れを再確認しましょう。

後続クリップへの影響を意識

リップル編集を行うと、後ろのクリップが押し出されたり詰められたりします。タイムライン全体を見渡して調整しましょう。

《付録》リップル削除とは

数多くのクリップを並べ替えるような編集方法では、カットとカットの合間が空いても気になりませんが、トーク動画などの不要な間を詰めるような編集をする場合に便利なのがリップル削除という編集法です。

Premiere Proで「リップル」を検索すると[リップル削除]というコマンドが見つかります。

この[リップル削除]は、上記で説明した[リップルツール]とはまったく関係がないものです。[リップルツール]を削除するものではありません。

編集が上達した時使うと便利なコマンドなのでのちほど覚えてください。編集が速くなります。

この[リップル削除]とは、タイムライン上でイン点とアウト点で範囲指定したクリップを削除した上でできた余白を詰めて、前後のカットを密着してくれるものです。

いわゆる「ジェット編集」する時かかせないコマンドだということだけ頭にとどめてください。

トーク動画の編集でよく、無駄な喋りや間を詰めた動画を作る際に効果を発揮します。