CapCutのボイスチェンジャー機能を使うと簡単に音声変換ができます。イラストと組み合わせれば、まるでキャラクターが話しているような動画も作成できます。
この記事ではCapCutデスクトップ版を使って音声変換から書き出しまで、具体的な手順を説明していきます。
CapCut 声色を変えてイラストキャラクターに喋べらせる方法
基本的な音声変換
ナレーターの声が収録された動画素材を用意してください。このナレーターの声色を変えて別人のような声にします。
- プロジェクトの作成: CapCutアプリを開き、「新しいプロジェクト」をタップし、音声変換したい動画を選択します。「追加」をタップします。
- 音声効果の適用: タイムラインで動画クリップを選択し、「音声効果」をタップします。
- ボイスチェンジャーの選択: 様々なボイスチェンジャー効果が表示されるので、好みのものを選びます。例えば、「シマリス」で甲高い声、「重厚」で低い声など、色々な効果を試してみましょう。
- 音声変換の確認: 選択したボイスチェンジャー効果が適用された音声をプレビューで確認します。
- 書き出し: 問題なければ、右上の「↑」ボタン(書き出しボタン)をタップします。動画が保存されます。
声色の変え方が理解できましたでしょうか。ではこの動画の音声だけを使ってイラストのキャラクターに声を当てていきます。
イラストを使った音声変換
キャラクターのイラストを用意します。背景が投下されているPNG形式のイラストが手に入らないときは、イラストの背景を除去します。
イラストの背景除去は[動画][背景除去][クロマキー]に進み、マウスでイラストの背景を選択することでできます。背景がうまく消去できないときはカラーピッカーで消したい色を選び、[濃度][シャドー]のスライダーを微調整します。
- 背景の選択: 新しいプロジェクトを作成し、背景にしたい動画または画像を選択します。「追加」をタップします。
- イラストの追加: 背景が投下されたイラストを追加します。もしくはイラストをクロマキー処理します。
- イラストの配置: イラストのサイズと位置を調整します。
- 音声の録音: アフレコをする場合は録音したいクリップを選択した上でタイムライン上にある[マイクのアイコン]をクリックします。すると録音パネルが現れるのでPCマイクから録音ボタンを押しながら音声を録音します。
- 音声変換の適用: 録音した音声クリップを選択し、「音声効果」から好みのボイスチェンジャーを選びます。
- プレビューと書き出し: 再生して確認し、問題なければ書き出します。
変換した音声をイラストに当てる方法
- 音声を抽出: 音声変換済みの動画から音声を抽出します。「オーディオ」>「抽出済み」をタップし、音声変換済みの動画を選択。「音声のみをインポート」をタップします。
- イラストに音声を追加: 抽出した音声をタイムラインに追加します。
- イラストに動きをつける (オプション): イラストが静止していると不自然な場合は、アニメーションを追加します。
- イラストクリップを分割します。
- クリップを選択し、「アニメーション」をタップします。
- 好きなアニメーション(例: フェードイン ミニズーム)を選択します。
- 他のクリップにも同じようにアニメーションを適用します。
これで、イラストを使った音声変換動画の完成です。キャラクターが話しているような表現が可能になります。
キャラクターを動かす
静止画のイラストに音声を当てる際、イラストに自然な動きがあると親しみやすい動画になります。イラストに動きをつけたいときはフィルターからズームイン・アウトなどの効果をつけることで変化をつけることができます。
イラストの代わりにアニメーションさせた動画を使う方法もあります。アニメーション動画の制作には別途サービスを利用する必要がありますが、お勧めなのがDomiAIです。
使い方は別記事にまとめました。
まとめ
CapCutのボイスチェンジャー機能を使うと簡単に音声変換ができます。イラストと組み合わせれば、まるでキャラクターが話しているような動画も作成できます。
様々なボイスチェンジャー効果を試して、オリジナリティあふれる動画を作成してみてください。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CapCut を書きます。