【 CapCut 】モバイル版と連携編集 デスクトップ版のインストールとプロジェクトの共有方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CapCut を書きます。

スマホ編集に強い編集アプリCapCut。

数カット編集するには超便利かもしれませんが、スマホで複雑な編集をすると疲弊しますよね。

そんな人にはデスクトップ版(PC版)のCapCutをお勧めします。

【 CapCut 】スマホ版と連携編集 デスクトップ版のインストールとプロジェクトの共有方法

デスクトップ版ではキーボードやマウスが使えるので作業が楽ちん。

大量の素材もPCで管理できるので探す手間もかかりません。

  • 大画面を使って編集できるので、スマホ編集より緻密に作業ができる
  • 大容量のHDDが使える
  • CapCutの提供する映像・音楽・テンプレートが使える

なので作業効率が上がります。

デメリットについても触れておきます。

最大のリスク案件はなんといっても中華製なこと。TikTokと同じ会社のサービスなので、例えばメタ社のインスタグラムとの連携ができなくなったりするなど政治がらみのややこしいことがおきがちです。

なので、「情報が中国にダダ漏れ」「中華はイヤだ」という人は注意してくださいね。

この記事ではデスクトップ版のCapCutの利用方法を解説します。

CapCutにはこの他にスマホで使えるモバイル版と、ブラウザ上で編集ができる【オンライン版(WEB版)】もあります。オンライン版(WEB版)はパソコン上から操作できるため、デスクトップ版と混同しやすく注意が必要です。

パソコンにCapCut デスクトップ版をインストールする手順

CapCutの公式ページを開きます。

すでに【オンライン版(WEB版)】を導入済みのPCでは上記のリンクで【オンライン版(WEB版)】が開きます。ややこしいので注意してください。

間違えそうで不安な人は、下記【デスクトップ版】のダウンロードページから「CapCut Desktopエディター」(←これが正式名称のようです)をダウンロードしてください。

WindowsPCからクリックすると自動的に「Windows用ダウンロード」が選択されます。

インストーラーが起動するので[開く]をクリックするとインストールが始まります。

デバイスに変更を与えることを許可します。

デスクトップにCapCutのアイコンが追加され、言語設定が開きます。

日本語にチェックが入っていることを確認し[保存]「をクリックするとしばらく確認が行われます。

問題がなければ実行可能の表示が出るので[確認]をクリックします。。

上記の画面のようなデスクトップ版が立ち上がればインストール完了です。

サインイン方法

デスクトップ版が立ち上がったら自分のアカウントにサインインします。

左上の「サインイン」ボタンをクリックします。

認証手段はGoogleが簡単なのでお薦めです。

画面が開くので、「CapCutを開く」ボタンをクリック。

以上でインストール終了です。

アカウントを再設定したい場合は、画面右上にある[設定][アカウント]から設定を削除を選択します。設定が終わったら左上のアイコンから[ログアウト]したのち再度CapCutを立ち上げると新しい設定で起動できます。

プロジェクトの読み込み

設定が終わったら、自分のプロジェクトを読み込みましょう。

プロジェクトは左のサイドメニューにあります。

スペースバーをクリックして同期ができていれば無事完了です。(ファイル名を変更すると修正前と修正後の二つのプロジェクトが作れます)

デスクトップ版とオンライン版(WEB版)の違い

デスクトップ版CapCutとオンライン版(WEB版)CapCutって何が違うの?と気になってる人がいると思います。実は、デスクトップ版とオンライン版(WEB版)の基本操作や機能はほぼ同じです。

違いは、オンライン版(WEB版)はブラウザ上で編集できるのに対し、デスクトップ版はパソコンにインストールして独立して使うこと。

オンライン版(WEB版)は、オンライン(ネット環境下)のみ使用可能
デスクトップ版は、オフラインでも使える

両方とも無料で使い始めることができる点など基本的な操作方法は同じです。

オンライン版(WEB版)はクラウド上で編集するため通信環境が必要です。編集素材もクラウド上にアップロードする必要があり、通信環境が良くないと動作が不安定になります。

パソコン版はPCにインストールして使うため、PCの性能に依存します。編集素材をいちいちアップロードすることなく使えるのでより細やかな作業ができるのが特徴で、中上級者向けです。

凝った編集をしない初心者には、いつでもどこでも直感的に使えるオンライン版(WEB版)がオススメです。

デスクトップ版からモバイル版に編集データを渡す手順

3種類のCapCutは同じアカウントで登録している場合、作業を共有できます。モバイル版とオンライン版(WEB版)はほぼ機能は同じです。

実際によく使う組み合わせは、外出先ではスマホで撮影・編集。自宅ではPCを使って編集するというケースだと思います。

この際プロジェクトの共有がうまくいけば作業を分担することができるので仕事が楽になります。

今回は、デスクトップ版とモバイル版の共有関係を確認するため、モバイル版で事前に作ったプロジェクトを読み込んで編集し、その後スマホ画面で追加編集してみます。

[2023_11_26_iPhone-PC]というファイル名としました。

PCからデスクトップ版を開きます(この時点では編集ソフトは起動していません)。

編集したいプロジェクト[2023_11_26_iPhone-PC]を選ぶと編集ソフトが起動しタイムラインが使えるようになります。

スマホの編集画面より精密な編集がしやすいデザインになっています。

タイムラインが広く使えるため、レイヤー構造が使いやすいのが特徴です。

複数の画像やテロップを何層にも重ねることがやりやすく、テロップの位置やサイズ、音声の強弱やタイミングなどしっかり編集できます。

モバイル版とデスクトップ版をそれぞれの端末に入れて同期させると、スマホでは撮影に専念しデスクトップ版でコッテリ演出してプロジェクトを完成させることができます。
スマホ内にプロジェクトを置かないことで、スマホのメモリー容量を節約できます。

PCのデスクトップ版で追加編集したプロジェクトをスマホ版に送って編集します。

デスクトップ版のプロジェクトから動画を編集したデータは自動的に「自分のスペース」に保存されます。

デスクトップ版からモバイル版にプロジェクトを受け渡すには、「自分のスペース」に戻り、[2023_11_26_iPhone-PC]を選んだまま[アップロード]から[プロジェクトをアップロード]をクリックします。

これでPC上のデスクトップ版で編集した[2023_11_26_iPhone-PC]プロジェクトがクラウド上にアップロードされます。

アカウントが同じであればクラウド経由で複数のスマホ版、デスクトップ版などとプロジェクトの共有ができます。

画面に新たにプロジェクトファイルが追加されたのを確認してモバイル版CapCutを見て見ると

スマホ側に新しく、PC側で編集した[2023_11_26_iPhone-PC]プロジェクトが付け加わっています。

この段階では、まだスマホで編集できません。

素材や編集データがクラウド上にあるためです。

スマホで編集するにはプロジェクト一式をスマホにダウンロードする必要があります。

スマホには最初に編集した[2023_11_26_iPhone-PC]が残っているけれど、そのプロジェクトは使わないのですか?

デスクトップ版で追加編集したプロジェクトは別物として扱われます。

そのため、スマホ内には元のプロジェクトと、新規プロジェクトの二つのプロジェクトが作られることになります。

アイコンをクリックするとダウンロードが始まり、スマホで新規プロジェクトが編集できるようになりました。

モバイル版からプロジェクトをアップロードする方法

モバイル版CapCatから動画をアップロードするには[プロジェクト]からアップロードしたい[プロジェクト]を選び、右横にある【︙】を開き[バックアップ]をタップします。

これでスマホからクラウド上にデータがアップロードされます。

アップロードされたプロジェクトは、別の端末からはどう見えるかというと、下記の画像はデスクトップ版から見つものですが、雲のマークが付けられて表示されます。

クラウド上にあるけれど、そのままではデスクトップ版のあるPCでは編集できません。

そのため、いったんプロジェクトをPCにダウンロードする必要があります。

アイコンを右クリックしてメニューから[ダウンロード]をクリックします。

するとプロジェクトがPCに取り込まれます。

ダウンロードされたプロジェクトの格納先はデスクトップ版の[設定]から確認できます。

プロジェクト一式をPCに取り込むことでデスクトップ版から編集できるようになりました。

アイコンから雲マークが消えてデータがローカルにダウンロードされ、編集できるようになったことがわかります。

[編集]を選択すると

編集画面が開きます。編集中のデータは自動的に保存されます。

編集が終了したら、アップロードの可否とローカルプロジェクトの交換を尋ねられます。

[バックアップして、入れ替え]をクリックすると、クラウド上にアップロードされていた元データからバックアップが取られ、元データに加えて編集したプロジェクトが入れ替わって保存されます。(つまりクラウド上に二つのプロジェクトができます)

では、パソコン側の状態はどうなるかというと、元データを残す、上書きして入れ替えるという二つの選択肢が選べます。

普通は元データを残すと容量を圧迫するので、[バックアップして入れ替え][入れ替える]を選択します。

以上で基本的な共有方法を解説しました。

まとめ

CapCutは、オンライン版(WEB版)、モバイル版、デスクトップ版の3種類あるため、最初のうちは誰もが多分混乱すると思います。

初心者の人は、CapCutにはオンライン版(WEB版)、モバイル版、デスクトップ版特徴を頭に入れておくと混乱を避けられます。

オンライン版(WEB版)デスクトップ版モバイル版
ネットがあればどこでも使用できるオフラインで使えるどこでも使用できる
データはクラウド上にあるためPCの容量を使わないダウンロードをするので、PCの容量を使う編集はスマホの容量を使う
常に最新のソフトに更新される更新は自分で行う常に最新のソフトに更新される
スマホ版に比較的操作が似ていて、直感的に使える他の動画編ソフト(Premiere Proなど)の操作画面に似ているウェブ版に比較的操作が似ていて、直感的に使える
ウェブ版で作ったプロジェクトは
読み込めない