BGMがわりに再生し続けても気にならないLofi動画。視覚と聴覚の心地よい融合で人気を集めるコンテンツです。
今回は、Filmoraを活用して簡単にLofi動画を作る手順をご紹介します。以下の手順に沿えば、初心者でも短時間で高品質な動画を作成できます!
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Lofi動画 とは
Lofi動画はYouTubeやストリーミングプラットフォームでよく見かけるコンテンツです。
特に眺めていても疲れないとか、「リラックス」する時間を求める人々に人気があります。
Lofi動画の制作にあたっては収益上のメリットとデメリットを見極めながら作ることがポイントです。
メリット
1. 安定した長時間再生
• 視聴者はBGMとして利用するため、1回の再生時間が長くなる傾向があります。これにより、YouTubeでは総視聴時間が増え、収益化要件(4000時間視聴など)を達成しやすくなります。
2. 広告収入のポテンシャル
• 長時間の動画は広告を複数挿入できるため、単一の短い動画よりも収益性が高まります。
3. 低制作コスト
• 映像や音楽の制作コストが比較的低いです。背景映像はAI生成やシンプルなアニメーションで済むことが多く、音楽も独自制作またはロイヤリティフリーの素材を利用可能。
4. 継続的な再生
• 特定のシーズンやイベントに依存しないため、長期間安定した視聴回数を稼ぎやすいです。
5. 複数プラットフォームでの収益化
• YouTubeだけでなく、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスにアップロードすることで収入源を多様化できます。
デメリット
1. 著作権問題のリスク
• 音楽や映像素材の著作権をしっかり管理していないと、収益化が停止されたり、動画が削除されることがあります。
2. 広告単価の低さ
• Lofi動画の視聴者は広告スキップ率が高く、一般的なエンタメコンテンツに比べて広告単価(CPM)が低い場合があります。
3. 競争の激しさ
• Lofiジャンルは既に人気が高く、競争が激化しています。質の高い動画を作らなければ埋もれる可能性があります。
4. ブランドコラボやスポンサーの難しさ
• 他のジャンルに比べて、Lofi動画は企業のスポンサーシップやブランドコラボに適していないとされる場合があります。
5. エンゲージメントの低さ
• 背景として再生されることが多いため、コメントや高評価、チャンネル登録といった視聴者の積極的なエンゲージメントを得にくいです。
総合評価
Lofi動画は低コストで長期間収益を生む可能性がありますが、収益化を最大化するには以下の戦略が重要です:
- 著作権管理を徹底: 自作素材や適切なライセンスを取得。
- ブランディング: 他と差別化できるテーマやビジュアルを構築。
- マルチプラットフォーム展開: YouTube以外にも収益源を拡大。
Lofi動画は、適切な準備と戦略があれば、安定的な収益を生む有力なコンテンツ形式となります。
Lofi動画 を作る方法
1. 背景画像を準備する
背景画像は動画の雰囲気を決定づける重要な要素です。ここではAI画像生成ツール「Leonardo AI」を活用します。
Leonardo AIの活用手順:
1. アカウント作成: 無料プランで利用可能です。
2. スタイル選択: “Anime General”を選択。
3. プロンプト入力: 英語で詳細を指定します(例:「窓辺でパソコンに向かう女性」)。
A young adult woman with short, dark brown hair and warm, golden skin tone, wearing a pair of silver-framed glasses perched on the end of her nose, sits comfortably in a modern, ergonomic chair, focused intently on the screen of her sleek, silver laptop computer, placed on a clutter-free, wooden desk beside a still cup of steaming hot coffee, positioned in front of a large, open window that lets in a flood of soft, natural light, illuminating the surrounding minimalist office space with a subtle, creamy glow, casting a slight shadow on the woman’s concentrated expression, with gentle, delicate facial features and a smudge of pink lip balm on her full lips, as she types away on the keyboard with a look of determined productivity.
4. 画像生成: 必要な画像サイズや解像度を選び、数枚生成。
5. ダウンロード: 気に入った画像を保存。
2. 背景画像の加工
背景の一部を透明化することで、リアルな演出を追加します。
RemoveBGを活用して背景画像を削除する:
背景を細かく削除するにはPhotoshopなどのツールが最適ですが、削除しやすい画像ならRemoveBGなどの無料のツールを使うといいでしょう。
写真・画像の背景をワンクリックで消す方法 | まずは無料でお試し – remove.bg
1. 画像をアップロード: 背景画像をサイトにドラッグ。
2. 不要部分を削除: 窓枠部分をAIでくり抜き。
3. 調整: 細かい箇所をブラシツールで修正。
4. 保存: 完成した画像をダウンロード。
3. 動画編集
Lofi動画の特徴は、静止画の一部が動画になって動き続けていることです。よく使われるのが窓の外の風景の変化です。雨粒が落ちているなどの演出を加えることで長時間見続けられる映像にすることができます。
編集の仕方は単純です。
タイムライン上に元画像を置いて、エフェクトをかけることで画像に雨粒などのアニメーション効果をかけます。
そのままでは手前の人物にまで雨粒がかかるため。背景の一部を透過させた加工済みの画像をレイヤーの上に置くだけです。
Filmoraを使った演出法
Filmoraでエフェクトや動きを加る方法は以下の通りです。
• Filmoraで「天気オーバーレイ05」を選択し、窓部分に重ねる。
• 必要に応じて「雨エフェクト02」も追加。
• 背景の明るさを調整して雨の雰囲気を強調。
これで窓の外だけに雨を降らせることができます。
この原理を応用することで走る列車のアニメーションのような演出も可能です。
シンプルでリラックス感のあるループ可能な映像素材を使用すると長時間の動画作成が容易です。
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無限ループする背景を使う
無限ループが可能な素材が手に入ったり、もしくは自作できる人は、背景にループ素材を置くことで車窓から眺める夕陽などのアニメーションコンテンツをつくることもできます。
背景の動きを追加
• 手順:
• 横長の画像をタイムラインに配置。
• キーフレームを設定し、画像をスライド。
• 画像切り替え時には「ディゾルブ」を追加。
4. BGMを設定
動画の雰囲気を引き立てる音楽を用意します。
Filmora内のAI音楽生成を活用:
1. ジャンル選択: “Lofi Hip-hop”を選び、ムードを「のんびり」に設定。
2. 曲生成: 必要な長さ(最大5分)と曲数を設定し生成。
3. 曲の延長: 「オーディオストレッチ」機能で最大1時間まで拡張可能。
YouTubeオーディオライブラリーを活用:
• 方法:
• 「ヒップホップ&ラップ」または「ジャズ&ブルース」を選択。
• キーワード「チル」を使って検索。
• 商用利用可能な楽曲をダウンロード。
5. 完成と書き出し
最後に動画全体を確認し、Filmoraで書き出します。SNSやYouTubeでシェアして、多くの人と楽しみを共有しましょう!
CapCutで作る場合
使う素材や音楽は上記と同じです。編集手順は次のとおりです。
1. 映像のカット・トリミング:
• 必要に応じて素材をカットし、タイミングを調整。
• 雨や夜景など、ループ可能な映像素材を使用すると長時間の動画作成が容易。
2. エフェクトの追加:
• 「ぼかし」や「ノイズエフェクト」を使ってLofi特有のヴィンテージ感を演出。
• CapCutのフィルターで色味を暖色系やモノクロに調整。
3. アニメーションやオーバーレイ:
• キャラクターのアニメーションや「Now Playing」といったテキストオーバーレイを追加。
• CapCutの「ステッカー」や「アニメーション」ツールを活用。
まとめ
FilmoraとAIツールを組み合わせることで、視覚的にも聴覚的にも心地よいLofi動画を簡単に作成できます。ぜひチャレンジしてみてください!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Lofi動画 を作る方法を書きます。