前回の記事では、
「刺さる商品広告ショート動画」を作るために、
- 動画の尺は 6〜9秒
- 使う素材は 3種類
- 動画を作ろうとせず 写真を並べるだけ
という話をしました。
で、ここまで読んだ人の多くが、
たぶんこう思ってます。
「理屈は分かったけどさ、
実際その画像、どうやって作るの?」
今日はそこです。
第2回は“画像生成編”。
先に宣言しておきます。
※今回(第2回)は「画像を揃えるところまで」です。
画像を動かして動画にする・編集する話は、次回(第3回)でまとめてやります。
今回はまず、
6秒動画を成立させる3枚の画像を
Midjourneyでブレずに作るところまで行きます。
Amazon 商品広告を真似るだけ! 刺さるショート商品動画完全ガイド 第2回:画像生成編(世界観カットを“生やす”回)
なぜ②「世界観カット」が一番大事なのか
3枚構成、覚えてますか?
① マスターカット(商品理解)
② 世界観・印象カット(使われ方)
③ ディテールカット(説得)
この中で、
一番“センスが必要そう”に見えて、
実は一番ロジックで作れるのが②です。
理由は簡単。
人は商品そのものより、
「それを使ってる自分の未来」を買ってるから。
白背景の商品写真を見て、
「これ、いいかも」
ってなる人は、ほぼいません。
でも、
- 街で着てる
- カフェで使ってる
- ちょっといい日常に溶け込んでる
この1カットがあるだけで、
一気に「欲しい」に近づきます。
先に注意:Amazon画像を“そのまま使う”話ではありません

ここ、かなり大事なので最初に言います。
この記事で言う
「Amazon商品広告を真似る」は、
❌ Amazonの商品画像をそのまま動画素材に使う
という意味ではありません。
Amazonの商品画像やブランド写真は、
基本的に販売者・メーカーなどが権利を持っています。
無断で使うと、普通にトラブルになります。
この記事でやるのは、
👉 構図・順番・情報の出し方を参考にして
👉 生成AIで“自分の素材”を作る
という方法です。
「参考にする」と「転載する」は、別物。
迷ったら 生成した画像だけを使う。
これが一番安全です。
結論:Midjourneyでやることは2つだけ
画像生成って聞くと難しそうですが、
やることは本当にこれだけです。
1️⃣ 商品を“同じもの”として維持する
(形・色・素材・ディテール)
2️⃣ 背景とシーンだけ変える
(世界観だけ足す)
逆に言うと、
失敗する人はだいたいこうなります。
世界観を盛ろうとして、
商品が別物になる事故。
なので今回のテーマはこれ。
「商品を固定しながら、世界観だけ動かす」
手順0:Amazon画像を「役割」で見る
まず、Amazonの商品画像を見ます。
“使う”というより、観察です。
理想はこの3つ。
- ① 商品単体(白背景)=基準
- ③ ディテール(寄り)=説得
- (あれば)着用例=理解
でも今回は、
①が1枚あればOKという前提で進めます。
STEP1:①を“そのまま”再現する(超重要)
いきなり街中で着せたくなりますよね。
分かります。
でも、ここはグッと我慢。
最初にやるのは、
「白背景で同じ商品を再現する」ことです。
なぜか?
ここがズレると、
②も③も、全部ズレるから。
STEP1-① 商品の特徴を“文章にする”
まず、Amazon画像を見て
商品の特徴を言葉にします。
例(白いフード付きニットベストの場合)
- 色:アイボリー(真っ白じゃない)
- 素材:ニット(編み目が見える)
- 形:ノースリーブ
- フード:あり
- ジップ:ハーフジップ
- リブ:裾とアームホール
- シルエット:ややゆったり
これ、めちゃくちゃ大事です。
AIにとっては、言葉が設計図なので。
STEP1-② Midjourneyに参照画像を入れる
1️⃣ Amazonの商品画像
→ Omni Reference にドラッグ

2️⃣ Style Reference
→ 基本は空でOK
(どうしても雰囲気を寄せたいときだけ使う)
3️⃣ プロンプト
→ 商品の特徴を言葉で念押し
この部分を解説します。
重要なのは、雰囲気を真似ることじゃない
👉 同じ商品に見せることなので、Omni Reference一択です。
Image Prompts(左)だけに入れると
Midjourneyはこう解釈します。
「参考にはするけど、
変えてもいいよね?」
広告ではこれが致命的。
だから、
- Omni Reference=形を縛る
- プロンプト=言葉で縛る
この二重ロックが必要です。
STEP1-③ まずは“盛らない”プロンプトを書く
いきなり世界観は入れません。
スタジオ撮影でガチガチに固めます。
プロンプト例(白背景・商品再現)
studio product photo of an ivory knit sleeveless hoodie vest with half zip, ribbed hem and armholes, clean light gray background, soft diffused lighting, sharp details, realistic textile texture, catalog photography, centered, no model, no text, no logo --ar 1:1 --style raw --v 6
ポイントはここ👇
- studio product photo / catalog photography
→ Amazon感を固定 - no model / no text / no logo
→ 事故防止 - style raw
→ 盛りすぎ防止
STEP1-④ 合格ラインは「一致してるか」
ここで見るのはセンスじゃありません。
チェック項目はこれだけ👇
- 色はアイボリーか?
- ニットの質感はあるか?
- フードはあるか?
- ハーフジップはあるか?
- リブはあるか?
- シルエットは近いか?
全部“完璧”じゃなくてOK。
広告として成立する一致度なら合格です。
STEP1-⑤ ズレたら、そこだけ直す
- 白すぎる →
ivory / off-white / warm cream を追加 - ニット感が弱い →
visible knit texture を追加 - ジップが消えた →
half zip, zipper visible を強調
ここまでできたら、
マスターカット完成です。
STEP2:②世界観カットを作る(背景だけ動かす)
ここからが本番。
やりたいのは、
この服を着て外に出た
“生活のワンシーン”
派手な演出はいりません。
情報が少ない日常が一番強い。
おすすめ世界観(アパレル)
- カフェの窓際
- 夕方の帰り道
- ちょい寒い公園
- 石畳の街・朝
プロンプト例(街中・世界観)
fashion lifestyle photo, a young woman wearing an ivory knit sleeveless hoodie vest with half zip, layered over a light hoodie, walking on a European cobblestone street, natural soft daylight, shallow depth of field, cinematic but realistic, street fashion editorial, clean color grading, the vest design must match: knit texture, sleeveless, hood, half zip, ribbed hem --ar 1:1 --style raw --v 6
コツは3つ。
- must match で商品固定
- ディテールを繰り返す
- cinematicだけどrealistic
STEP3:③ディテールカット(説得力)
最後の1枚は、寄り。
- 生地の質感
- ジップ
- 縫製
これがあると、
「ちゃんとしてそう」
で動画が終われます。
ディテールカットは
世界観を作るためのものではありません。
Amazon画像 “だけ” から作れます
しかも、
- 権利的に安全
- 商品がブレない
- 初心者でも失敗しにくい
視聴者を安心させるための
“事実確認カット”です。
だからこそ、
Amazonの商品画像を参照にした生成が
一番強いです。
Midjourneyでの具体的な作り方(ディテール)
① Amazon画像を Omni Reference に入れる
ここはマスターカットと同じです。
- Style Reference:使わない
- Omni Reference:Amazon画像
理由👇
→ 形・素材・縫製を絶対に変えたくないから。
② プロンプトは「寄り」だけを書く
ディテールカットでは
シーン指定は一切いりません。
例(アパレル・ベスト想定)👇
macro close-up photo of ivory knit fabric,
showing knit texture, ribbed hem, and half zip detail,
realistic textile fibers,
soft natural light,
clean neutral background,
product photography,
no model, no text, no logo
--style raw --ar 1:1
ポイント👇
- macro / close-up を必ず入れる
- 素材名・構造名を書く
- 世界観ワード(cinematic / lifestyle)は封印

なぜこれで「安心」が生まれるのか?
人は広告を見るとき、無意識にこう考えます👇
「で、作りはどうなの?」
「写真だけ良くない?」
ここでディテールカットが入ると、
- 縫い目が見える
- 生地の厚みが分かる
- ジップの質感が見える
👉 「あ、大丈夫そう」
という感情が生まれます。
これが
6秒広告の最後に置く理由です。
ここまでで「6秒用3カット」が完成


① 白背景=商品理解
② 世界観=使われ方
③ ディテール=信頼
これを2秒ずつ並べれば、
6秒広告の素材は完成です。
量産のコツ:背景だけ差し替える
商品とテンプレは固定。
変えるのは、
- 背景
- 時間帯
- 光
だけ。
カフェver
夜の街ver
春の公園ver
これで 6秒×10本が現実になります。
次回予告(第3回)
次回はいよいよ、
- Nano Banana Proで画像を加工
- 視線・手元を整える
- 画像を“広告動画”にする
ここまでやります。
第2回は画像まで。
第3回で動画にします。
ここまで来た人は、
もう初心者じゃないです。













こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Amazon 商品広告を真似るだけを書きます。