PowerPointのスライド機能を使って動画を作る方法

パワポスライドショー
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

手持ちの写真や、簡単な資料を使って動画を頼まれることがあります。

そんなとき覚えておくと便利なのがPowerPointのスライド技術です。

スライドショーを究めると、 PowerPoint の上映環境を使って動画を表示することができます。

PowerPointでつくるお手軽動画

上記の動画は、①静止画、②編集済み動画h.264のmp4、③iPhoneで撮影したMOVデータを5秒ずつスライドにしたものを PowerPoint 2000に入れ、動画に書き出したものです。

PowerPointは、静止画や動画を束ねることでスライドのように連続上映ができます。

ふつう静止画を束ねることが多いのですが、最近では動画ファイルを束ねサイネージなどで上映するケースも増えています。

背景が透過した動画もスライドできます

PowerPoint それ自体にも豊富なテキストアニメーションが実装されています。

AfterEffectsなどで作った動画を載せるとスライドショーの表現が広がります。

上記の動画スライドショーに背景画像の上に、テキスト動画を上乗せすることができます。

ところがファイルによっては背景が透けて見えないケースもあるのです。

いろいろ試してみたところ、PowerPointはH.264形式で作った透過型の動画がベストということもわかりました。

PowerPointで背景の映像に文字が浮かぶように見えるテキストアニメーションの作り方もまとめてみました。

After Effectsでつくるテキストアニメーション

PowerPointにはアニメーション効果が備わっています。そのため簡単な演出であればわざわざ動画で作る必要はありません。

効果があるのはオープニングタイトルなど重要度の高いものです。

例えばタイトルや決まりテロップなど、使う頻度の高いものを作りこんでテンプレート化しておくと作業効率が上がります。

文字が自在に動き、変形し、色が変わる。見る人の関心や興味をくぎ付けにするようなテキストアニメーションを作るにはAfter Effectsを使うのがベストです。

After Effectsで作ったデータは動画に変換して初めて上映可能になります。

動画書き出しをする方法はいくつかあります。一つはAfter Effectsの内部で変換する方法。もう一つはAdobe Media Encoderの力を借りて動画に変換する方法です。

PowerPoint に掲載するテキストアニメーションはどの方法を使っても作れますが、ただ一つ注意が必要なのが背景が透過するテキストアニメーションです。

背景が透過するテキストアニメーションの作り方はややこしいので注意が必要でする

動画の背景を透過する方法

ふつうAfter Effectsでテキストアニメーションをつくり動画変換すると、できた動画は背景が黒の動画になります。編集画面で背景になにも置かなくてもそのままでは透明にならないのです。

背景が透明な動画を作るにはAfter Effectsの内部で変換する方法を選びます。

変換方法は特殊で、After Effectsの中でAVI変換、しかもビデオ出力の設定で{RGB+アルファ}を選択しなくてはなりません。

After Effectsの編集画面で背景になにも置かなくても動画に吐き出すと背景は黒になります。

解説などで紹介されているポピュラーな方法がAVI形式で{RGB+アルファ}にすることなのです。

MACのユーザーはQuicktime形式でレンダリングする方法がありますが、WindowsでQuicktime形式のMOVファイル形式にすると、MOVを読み込むための設定をしなくてはなりません。

WindowsユーザーはAVIファイルを選ぶのが無難です。

ところが困ったことに、こうして作った動画ファイルはPowerPointで使うには問題があるのです。データが大きいAVI形式では重すぎるのです。

ではどうしたら背景が透明なテキストアニメーションができるのでしょうか。

Media Encorder からH.264で書き出す

Lalmch / Pixabay

Windowsで編集する私が選んだのは、H264など圧縮率が高くファイルサイズの小さい形式を選択してレンダリングする方法でした。

H.264形式でのレンダリングはAfter Effectsではできません。

動画に書き出すためにはMedia Encorderを選択してH.264でレンダリングする必要があります。 Media Encorder とはAdobeCCに同梱されているソフトで有料になります。

H.264のメリットは広く一般に使われている形式であること、重さがかなり軽くなる上、背景の透過も設定できる点です。

今回作った事例では、テキストが動くだけの5秒間の動画をAVIで書き出してみると6GBになりました。

これを「Media Encorder からH.264形式で書き出す」という方法を使うと1.7MBにすることができました。

まとめ

AVI形式の難点は無圧縮に近い状態で書き出しされてしまうことです。

After Effectsはその性質上、再編集するための素材を書き出すことを重視しての設計されているといわれています。

動画の世界は様々なフォーマットが混在しているだけに、さまざまな抜け道も隠れています。

PowerPointを使ってスライドショーを究めようと考えるならば、 After Effects を学ぶきっかけもできるように思います。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。