画面に映るのは苦手だけど動画づくりにチャレンジしたい。そんな人オススメしたいのが解説動画です。
解説動画とは写真やイラスト、文字だけで作る「スライド動画」のこと。撮影用のカメラがなくても始められます。
スライド動画から第一歩を踏み出しましょう。
スライド解説動画のメリット
スライド動画とは、パワーポイントの画面を動画にして実況録画するようなものです。
画像を見ながら説明すると頭の中が整理され伝えたいことが具体的になります。
スライドをみながら自分の知識を動画にするわけですからかなり楽です。
- 資料画像を使って自分の知識を語れる。
- アウトプットすることで自分自身の学びができる。
- 自分の顔出しをしなくてすむ。※喋りのミスは編集でカット。
- 将来の動画編集のスキルアップにつながる。
限られた機材で動画が作れるシンプルな方法だけに、デメリットもあります。
使える素材が静止画であることから動きが乏しく、実写と比較すると地味に見えます。
- 派手な演出ができない。
- 内容が説明的になりがち。
YouTube上で公開されているスライド動画を見ると似たり寄ったりのコンテンツが多いのも、使える素材や作り手のスキルに限度があることがわかります。
準備するもの
スライド動画を作る上で欠かせないのがパソコンです。私が使っているのはMicrosoft Edgeが実装されたWindows10です。
音声の入力のためマイクを接続します。※編集ソフトをお持ちの場合はiPhoneなどで実況する自分を動画で撮影して編集ソフト上で同期させることもできます。
- パソコン ※Windows10ユーザー向けに解説します
- マイク 自分の声を録音するためのものです。
素材の作成にはパワーポイントが便利ですが、同梱されていない場合は次のサービスを使います。
フリーのイラストはコンテンツに彩りを加えたりわかりやすくする上で適宜利用します。
Googleスライドを使うと無料ですむ
- Googleスライド ※GoogleCrome付属のウェブアプリ
- フリー素材集 「いらすと屋」「写真AC」「イラストAC」などがおすすめです。
※Googleスライドは同じCromeの中にあるGoogleフォトなどの素材が簡単に使えます。クラウドにデータが保存されるので容量を気にせず使い倒すことができます。
ゲームバーでキャプチャーも便利
パソコン上で作った素材を動画にするには、収録するシステムを用意しなくてはなりません。
Windowsではかつてムービーメーカーというソフトがありましたが今は利用できません。その代わりに登場したのがゲームバーというサービスです。
- ゲームバー ※Windows10に標準装備されたPCゲームのスクリーンショット収録用ツール
- 動画編集ソフト ※Davinch ResolveやAviUtlなど無料の画像編集ソフト
ゲームバーとは、主にネットゲームの対戦をスクリーンキャプチャーをするように丸っと実況を動画収録するサービスです。便利なことにゲームバーの登録をするとゲーム以外のコンテンツを動画ファイルに保存することができます。
パソコンで再生中の動画ファイルを収録して別の動画ファイルに保存することもできます。スライドショーを操作しながら解説した内容を音声も含めて一つの動画ファイルに保存することができるのです。
※Windowasにはかつて「MovieMaker」という映像編集ソフトがありました。無料です。ところがマイクロソフトは突然提供を中止しました。[1]いまでもネットでダウンロードできるような情報がありますが、危ないので触らないほうがいいですそのかわりに、提供を始めたのがパソコンゲームの実況を動画キャプチャするサービスです。パソコンで操作した見た目の画面をそのまま1920X1080サイズの動画に記録してくれるもので、素材づくりには重宝します。
編集
実況映像が音声付きで用意できればあとは編集ソフトで尺を詰めていくだけです。
パソコンにマイクを接続することができない場合は、iPhoneなどで実況中の自分を自撮りして編集ソフトにかけ、音声部だけを抜き出して合成すればいいです。
将来、高価な機材を使って動画制作を挑みたい人も、まずは手軽なところから腕を磨きましょう。
なにができるのか
人間の頭は文字を読んだり耳から聞いたりした場合より、「絵を使いながら説明」されたほうがはるかに記憶に残る仕組みになっています。[2] … Continue reading
ほとんどの高等動物は視覚が発達していることから説明できます。
先に発見しないと相手に瞬殺されてしまうからです。
つまりこれまで文字で説明していた部分をスライドにしするだけでユーザーの利便性を高めることができるのです。
納得行く動画をつくるには
動画は突然作れるようにはなりません。
放送局に入った新人ディレクターが初めて5分の企画コーナーでリポートが出せるようになるまで半年かかります。
そのリポートも先輩やデスクから跡形もないくらい直されてようやく放送できるのです。プロでさえそのような状態なのです。ですから最初からうまく行かなくて当たり前。
まずは「習うより慣れろ」とばかりに量産することです。
出来上がった動画は恥ずかしがらずに即公開しましょう。数をこなしつつ修正し完成度を高めていけばいいのです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 パワーポイント風 を書きます。