🎬 はじめに:スマホで映画が撮れる時代へ
今や、スマートフォン一台で驚くほど高品質な映像が撮れる時代。中でも本格派の映像クリエイターや映画制作者にも選ばれているアプリが FilMic Pro(フィルミック・プロ) です。
手持ちの端末で使えるとあって評判は評判を呼んでいます。
Freefly moviとFilMic Proで撮ってみた2 ぐるっと回すのはなかなか難しい。中野の商店街 pic.twitter.com/WSv5ri7TkD
— イバラキショウスケ (@WebAnalyst10050) 2019年5月6日
こちらは高知・桂浜の映像。解放感を感じます。
桂浜きたよん🥺
— 𝚂𝙻𝙿💎 (@Ar4Lp) 2019年3月16日
FiLMiC Pro 4K 60FPS
iPhoneX pic.twitter.com/E8lfvYZ17G
映画ファンならば一度は撮りたいイメージショットが手の届くところにあります。
「難しそう…」「設定が多すぎてよくわからない」と思ったあなた。大丈夫!この記事では FilMic Proの基本操作から映画品質の映像を撮るコツまで、初心者向けにわかりやすく紹介します。
スマホで映画級の映像を撮る!FilMic Proの使い方をやさしく解説
📱 FilMic Proとは?
FilMic Proは、iPhoneやAndroidでプロ品質の映像撮影を可能にするアプリです。
以下のような特徴があります:
- マニュアル操作(露出、フォーカス、ホワイトバランスなど)
- 高ビットレートの動画収録(より美しい映像に)
- Log撮影対応(映画のようなカラーグレーディングが可能)
- 複数のアスペクト比やフレームレートに対応
- 外部マイクにも対応
簡単に言うと、“スマホのカメラをシネマカメラ級に変えるアプリ”です。
FilMic Proにはシネマスコープ撮影の機能がついています。シネマスコープとは劇場映画で見られる横長のスクリーンサイズのこと。

一般的な映像は16:9ですが、シネマスコープのサイズは2.35:1。[1]2Kのモニターでは1920×1080のサイズがシネマスコープでは1920×803.33になります。
画面で見ると上下に黒味が入るこんな感じの映像です。

さらにさらに、劇場映画など高品質な映像を編集する時欠かせないLOG撮影も可能です。LOG撮影とは普通に撮影するよりも色などの情報が多く収録できる収録方法。
その記録ができるのもこのアプリの特色です。この機能があるため、iphoneでもシネマチックな映像の撮影ができるようになりました。
📥 インストールと料金について
FilMic Proは有料アプリです。
2025年6月現在、以下のような料金体系です:
• アプリ本体:2,000円前後(買い切り)
• Log撮影などの拡張機能:FilMic Pro Cinematographer Kit(別途購入)
※買い切りなので、毎月課金されるタイプではありません。
🎛 FilMic Proの基本画面と機能
📷 画面構成を見てみよう
アプリを起動すると、以下のようなUIが表示されます:
• 中央:撮影プレビュー
• 左側:フォーカスと露出のコントロール(円マークが目印)
• 右下:録画ボタン(赤い丸)
• 右上:設定(ギアマーク)
✋ タップ操作で簡単マニュアル調整
• フォーカス調整 → フォーカス円をスライド
• 露出調整 → 露出円をスライド
• ロック → 円をタップして固定
初心者でもすぐに感覚的に操作できるようになっています。
🔧 撮影前のおすすめ設定
1. 解像度とフレームレート
• 1080p(フルHD) or 4K
• フレームレートは24fps(映画風)がおすすめ
📌 設定画面 → Resolution
2. ビットレートを「FiLMiC Extreme」に
最高画質で収録したいなら「FilMic Extreme」に設定。
これでスマホとは思えないほど高精細な映像が撮れます。
3. Log撮影を使う(オプション)
Log(ログ)とは、映画のようなカラグレに向いた映像収録方式。暗部も白飛びも抑えた、編集耐性の高い映像になります。※別売のCinematographer Kitが必要。
🎥 FilMic Proでの撮影手順
1. 構図を決める
2. 露出とフォーカスを手動で調整し、ロックする
3. ホワイトバランスもロック(色温度アイコン)
4. 録画ボタンを押すだけ!
慣れてきたら、パンやチルトなどのカメラワークも試してみましょう。
🎤 音声も妥協しない!外部マイク活用術
FilMic Proはスマホ内蔵マイクだけでなく、**外部マイク(ピンマイクやガンマイク)**にも対応しています。
おすすめマイク:
• Rode Wireless GO II
• Shure MV88+
• iRig Mic Lav
📌 設定画面 → オーディオ → 入力ソースを確認!
🎞 撮影後の編集はどうする?
撮影後の映像は、以下のようなアプリで編集すると相性抜群です:
• LumaFusion(iOS):モバイルでも本格的な編集が可能
• DaVinci Resolve 20:Log撮影素材に最適なカラーグレーディングが可能
• CapCut:初心者にもやさしい操作性、SNS用動画に向いている
💡 初心者がFilMic Proで失敗しないためのコツ
• バッテリー消耗が激しいので、予備バッテリーやモバイルバッテリーを準備
• スマホのストレージに空きを作っておく(高画質=重い!)
• 撮影前に一度テスト録画してチェック
• 屋外ではNDフィルター付きのスマホレンズケースがあると便利
✅ まとめ:FilMic Proは“スマホ動画”を超える武器になる
FilMic Proは、ただのスマホ動画アプリではありません。設定次第で、本当に“映画のような映像”を手軽に撮影できます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、基本を押さえればどんどん楽しくなってきますよ!
References
↑1 | 2Kのモニターでは1920×1080のサイズがシネマスコープでは1920×803.33になります。 |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 FilMic Pro を書きます。