YouTubeで話題の「切り抜き動画」。
見やすく編集されたダイジェスト形式の動画は視聴者からも人気で、再生回数や収益化を狙えるジャンルとして注目を集めています。
しかし、成功する切り抜き動画の最大のカギは「元動画の選定」にあります。
この記事では、パソコンを使って切り抜き動画を作る手順や収益化するための注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。
YouTube 切り抜き動画の作り方と注意点【初心者向け】
1. YouTube切り抜き動画とは?
YouTube切り抜きとは、長時間の動画から重要・面白い場面を抜粋し再編集した動画のこと。
視聴者は短時間で要点を掴めるため、特にトーク系やライブアーカイブ、インタビュー動画との相性が抜群です。
主な特徴
- オリジナル動画の要点や面白い場面を短く編集
- トーク番組・生配信・講義動画の要点を凝縮できる
- 編集スキル次第で独自の見せ方ができる
2. 切り抜き動画には「著作権の許可」が必須
切り抜き動画を投稿するには、元動画の権利者から使用許可を得ることが必須です。
無断投稿は著作権侵害により動画削除・収益化剥奪・チャンネル停止のリスクがあります。
許可の取り方
- YouTubeやX(旧Twitter)などのSNSで連絡をとる
- メールで使用許諾の証拠を残しておく
- 可能であれば「収益分配契約」を結ぶ
許可なしで投稿すると、著作権侵害で動画削除やアカウント停止のリスクがあるため要注意です。
3. 切り抜き動画の作り方【パソコン編】
必要なもの | 内容 |
---|---|
パソコン | 動画編集が快適にできるスペック(8GB以上のRAM推奨) |
編集ソフト | CapCut / DaVinci Resolve / Premiere Proなど |
録画ソフト | OBS Studio(無料)などでYouTube動画を録画 |
サムネ作成 | Canva / Photoshopなどでアイキャッチ作成 |
YouTubeアカウント | 投稿用のGoogleアカウント(収益化設定含む) |
4. YouTube切り抜き動画の作り方【パソコン編】
Step1:元動画を録画またはダウンロード
- 画面録画ソフト(例:OBS Studio Clipchamp)を使って録画
- 著作権者の許可がある場合に限り、YouTube動画ダウンロードも可(要確認)
ClipchampでYouTube動画を録画するには、まずClipchampの画面録画機能を使用し、YouTube動画を再生しながら録画します。その後、録画した動画をClipchampで編集し、YouTubeに直接アップロードできます。
Step2:編集ソフトで切り抜く
- 不要な部分をカット
- テロップ・BGM・エフェクトを追加すると視聴維持率UP
- CapCutやDaVinci Resolveなど、無料でも高機能なソフトがおすすめ
Step3:サムネイルを作る
- Canvaなどで見やすく、目立つデザインを作成
- 顔のアップ・大きな文字・コントラスト強めが効果的
Step4:YouTubeにアップロード
- タイトル・概要欄・タグをしっかり設定
- 「切り抜き」や「公認」などの表記を入れるとトラブル回避に◎
- 視聴維持率が高まるように、動画の最初に「山場」を入れるのがコツ
勝てる「元動画」を見抜くための5つのチェックポイント
切り抜き動画で登録者数や再生回数を伸ばすには、「需要がある動画」を見つけ、自分オリジナルの投稿動画に応用することがカギです。
✅ 1|視聴回数と再生率が高い動画ジャンル
- アナリティクスで「視聴維持率60%以上」が目安
- コメントが活発な動画も注目
✅ 2|急上昇しているジャンル・キーワード
- トレンド検索やYouTube急上昇でチェック
- TikTokやXで話題のネタも狙い目
✅ 3|チャンネル登録者が多く、切り抜きに寛容な運営者
- 登録者10万人以上だと母体視聴数が多くバズりやすい
- 「切り抜きOK」と明言しているチャンネルがベスト
✅ 4|ファン層が濃いジャンル
- VTuber/お笑い芸人/格闘家/講演系インフルエンサーなど
- 熱狂的ファンが多いジャンルは拡散力が高い
✅ 5|検索ニーズが継続する「資産系コンテンツ」
- ビジネス・教育・健康・語学系などは定番の検索需要がある
- 「この人の語録まとめ」などの切り抜きも資産になりやすい
狙い目のジャンルベスト3
第1位:トーク・エンタメ系(例:芸人・配信者・VTuber)
- ファン層が濃いため、一つひとつの発言に価値がある
- ライブ配信や雑談からの名場面を抜き出しやすい
- 「この発言おもしろい」「この反応が神」など、短尺映えする瞬間が多い
- VTuberや芸人の切り抜きは再生数10万超えの常連
第2位:ビジネス・教養系(例:中田敦彦・マコなり社長・ひろゆき)
- 視聴者の検索意図が明確(学びたい/成功したい)
- 「要点だけ知りたい」人が多いため、切り抜きと好相性
- 企業や起業家、フリーランス層の視聴率が安定して高い
- コンテンツ寿命が長く、資産動画になりやすい
第3位:教育・ハウツー系(例:英語学習・お金・健康・美容)
- 誰にとっても有益なジャンルで、視聴ターゲットが広い
- 「学び直し世代」や「主婦」「学生」など層が広く再生が継続的
- タイトルで「〇〇のやり方」「知らないと損」などフックが作りやすい
- 解説部分だけを切り抜けば、短くても内容が濃くなる
これらのジャンルから元動画を選定すれば、視聴維持率と再生数の両取りが狙えます
番外:政治系ジャンル
政治系ジャンルのYouTube動画(特に切り抜きや解説系)は、視聴者の関心を強く引きつける一方で、扱い方によっては大きなリスクも伴います。
✅ 政治系ジャンルのメリット
1. 高いエンゲージメント率
- 視聴者の関心が強いため、コメント数・シェア数が多くなりやすい
- コメント欄で議論が活発になり、アルゴリズム上有利
2. 検索されやすいタイムリーなネタ
- 時事ニュース・選挙・法案など、「今知りたい」内容が多く、急激にバズる可能性あり
- トレンドを押さえれば数時間〜数日で数万再生も珍しくない
3. 知識・意見を求める層に刺さる
- 「難しいニュースをわかりやすく知りたい」層に強く支持される
- 解説系YouTuberやニュースチャンネルの切り抜きは人気が高い
4. 専門性を出しやすく、チャンネルの差別化ができる
- 一定の見識があれば他と差別化しやすい
- ニッチだけど濃いファンがつく
⚠️ 政治系ジャンルのデメリット
1. 炎上リスクが非常に高い
- 意見が分かれるテーマが多く、賛否が割れると炎上しやすい
- 視聴者同士の対立コメントが過熱し、チャンネルの評価が荒れることも
2. 収益制限・広告制限の対象になりやすい
- YouTubeの広告ガイドライン上、「社会的・政治的にセンシティブなテーマ」は制限される可能性がある
- 再生数が伸びても収益化できないケースが多発
3.プラットフォームによる規制の影響
- 特定の政治的立場や内容は、YouTubeポリシー違反になる可能性も
- 公開後に動画が非表示・削除・チャンネル警告を受けることも
4.SNSなど他メディアとの連携が難しいことも
- 特に政治思想が極端な内容は、Facebook・Instagram・X(旧Twitter)でのシェアが制限される場合も
5. よくある質問(FAQ)
Q. 切り抜き動画は収益化できる?
→ 元動画の許可と収益分配の合意がある場合のみ可能です。
Q. 動画の長さは?
→ 1分〜10分程度が主流。
ショート動画形式(60秒以下)も有効。
Q. 視聴回数を増やすには?
→ タイトルとサムネイルの工夫が鍵。
テンポの良い編集、毎日投稿なども効果的。
まとめ|「動画の目利き」が切り抜き成功の第一歩
YouTube切り抜き動画は、少ない労力で大きく伸びる可能性があるジャンルです。
ただし、成功するには「どの動画を切り抜くか」の選定がすべて。
紹介した5つの見極めポイントを活用し、トラブルのない収益化を目指しましょう。
ただし、著作権の許可を取ることが絶対条件。また、PCならではの快適な編集環境を活かして、ハイクオリティな動画を目指しましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 YouTube 切り抜き動画の作り方を書きます。