
膨大な数のカメラを使って撮影する番組があります。
あれって偶然とれたスクープ映像が期待できるんですが、編集が超大変ですよね。
アナログビデオの時代でよかったと思ったりします。
カメラ台数が増えたとき困るのが映像をシンクロさせること。
短時間のロケであれば、カメラの前で手を叩いてシンクロするやり方はありますが、一日中撮影して数十カット撮影したりするとその手は使えません。
そんなとき役立つのがTimecode Systems社のUltraSync ONEです。
UltraSync ONE で タイムコードを同期 させて収録する方法
タイムコード デバイスUltraSync ONEの特徴は
- ワイヤレス同期
- 超小型軽量
- 長寿命 内臓バッテリー
タイムコードの元になる信号が必要です。
TC送出機能(タイムコードを発生する)のある業務用ビデオカメラを用意して親機とします。
UltraSync ONE を2台以上用意して基準となるマスター”Int-Gen TX (Master)”にします。
残ったものをスレーブ “RF Slave”にします。
全てのRFチャンネルNo.を合わせれば、UltraSync One同士がワイヤレスで、同期します。
UltraSync ONE がすべて同期していることを確認します。
親機を業務用ビデオカメラに固定して、カメラのTCアウトと接続します。
親機と子機のタイムコードを一致させます。
子機の接続に移ります。
TCインの端子がないカメラ(一眼カメラ、家庭用ビデオカメラなど)の場合は音声入力の端子3.5ミリジャックに接続します。
これでカメラの音声トラックの中にタイムコード信号が記録されます。
iPhoneの場合はブルーという製品を使います。
appセンターから動画撮影アプリ「Mavis」をダウンロードします。
「Mavis」はタイムコードが使えるアプリです。
タイムコードは操作画面左側に表示されます。
録画することでタイムコードもあわせて収録されます。
「ほったらかし」でOKなタイムコード同期 【後編】|L’espace Vision
編集方法
撮影した素材を編集ソフトに読み込ませます。
音声トラックに入っているタイムコード信号はそのままでは読みだせないので有料ソフトを使って変換します。
すると編集ソフトでタイムコードが表示できるようになります。
タイムコードを確認しながら編集します。
Timecode Systems Ultra Sync ONEの詳細情報|機材屋.jp
Timecode Systems社では、カメラとLTC接続するためのUltra Sync Oneというユニットを用意している。Ultra Sync Oneは放送用のGenLockとLTCに対応していて、カメラと音声ケーブル接続が可能だ。ZOOM社のレコーダーと接続するには、Ultra Sysnc Blue 1台と、カメラの台数分だけUltra Sync Oneを用意する。Ultra Sysnc Blueには、同時に4台までレコーダーなどを接続可能で、複数台のF2-BTを同期すると、映画などで非常に効率が良くなる。UltraSync Oneが届いたぞ! | 映画録音に命をかけろ!
まとめ
NHKの百カメみたいな力業の動画を作るのであればタイムコード操作は必須になりますが、アマチュアが普通に動画を作るのであれば、それがマルチカメラであっても必要ないスキルかなと思います。
興味のある人は試してみてはいかがでしょうか。