LGのモニターディスプレイ 27UK850-W レビュー

27UK850-W
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 27UK850-W を書きます。

長い間使っていたフルハイビジョンディスプレイの様子が怪しくなってきました。

編集時に色味が調整しにくくなってきたのです。そこでディスプレイを更新しました。

動画を編集していると画面は広ければ広いほど正義です。

画面を広く使いたいという理由で選んだのが3840×2160の4Kディスプレイです。

今日は、LGのモニターディスプレイ「27UK850-W 27インチ」をレビューします。

LGのモニターディスプレイ 27UK850-W レビュー

ネット上のレビューを見ると「27インチで4Kドットバイドットは文字が小さすぎて読みにくい」とか「バックライトのムラがある」「液晶が割れている」という声もあります。

デメリットは気になりましたが、

  • 価格は税込56,800円
  • 解像度は3840×2160
  • 高輝度HDR(High Dynamic Range)対応のIPSが採用されている

それ以上にコスパの良さに惹かれました。

Macbookのレティーナディスプレイで操作する感覚がWindowsでもできるのです。

発売年は2018年と結構時間がたっている商品がまだまだ市場に流通しているのはなぜか。

理由はハードウェアキャリブレーションが可能なカラーマネジメントモニターなのではないかと思いました。

クリエイターではない普通の人がモニターを見比べると画像の見た目が全然違って驚くことがあります。

この発色の違いはクリエイターにとって困るのです。

なぜかというと、クリエイターは最終的にモニターを見て仕上げをします。

間違った色味のモニターで調整した作品は、不良品を世に出すことになるからです。

より正確な色設定を行いたい人にはマストな機能が搭載されている点がクリエイターに評価され、ロングセラーになっているのかもしれません。

解像度は3840×2160という広さは動画編集する際助かります。

4K動画編集はフルハイビジョン画面のモニターでも可能ですが、画質の確認まではできません。

フルハイビジョン二個分にあたる画面がこれ一台でまかなえてしまうので作業机周りがすっきりします。

動画編集者にとっては、「ハードウェアキャリブレーションが可能なカラーマネジメントモニター」というスペックで合格点でした。

では、見た目をチェックしていきましょう。

前面は黒ですが、筐体はシルバーとホワイトを基調としたカラーリングです。

さらに液晶画面は縁の部分が薄く、中央が太くなっているので画面が大きく感じます。

背面はプラスチック系ホワイトになっていて、最近のアップル製品に通じるデザインという人がいましたが、よくわかります。

背面の端子で特筆すべきはUSB-C端子があること。

この端子があることでMacbookと繋ぐことができます。

付属品はこれだけ。ドライバーなしで組み立てOK。

モニターアームを使う人にも配慮が行き届いています。

編集画面を開いてみました。

画面の調整は、モニター中央部にロゴの下のボタンを操作して行います。

以前使っていた機種ではフレームの縁に操作ボタンがあったため、誤ってさわってしまうことがありました。

触りにくい中央の奥にあるため、間違って接触することはありません。

ボタンを押すとナビゲーションが現れます。

操作したい方向に指先のピンを倒せば選択できます。

画面右わきに調整用のガイドが現れるので、指先のピンを操作して好みの位置に合わせるだけです。

初期設定では音量が大きく、画面の彩度が超高い気持ちがしたので調整しました。

ちなみに内蔵スピーカーはそこそこのパワーがあります。

LGの4Kディスプレイ「27UK850-W」はハードウェアキャリブレーションが可能なカラーマネジメントモニターなので安心して使えます。

異なる環境で仕事を分け合っていたりすると、自分が作業で使っているディスプレイの色味と他人の色味が違うと致命傷になりかねません。

そのためカメラでホワイトバランスを取るように、基準に合わせて調整する必要が出てきます。その設定もこのボタンでできます。

キャリブレーションを使うには[設定][画質][ピクチャーモード]から[キャリブレーション]と進み、」なら別売りのキャリブレーター(カラーセンサー)と合わせて利用することができます。

ただし、工場出荷時に「完璧にカラー調整しました」という証明書がついてくるので私は放置することにしました。

このディスプレイはIPSパネルを使っているため発色は従来の液晶よりも深い色合いが楽しめます。

おススメはピクチャーモードからHDR効果を選択します。

「FreeSync」は、なめらかでちらつきの少ない画面を実現する技術です。

「ブラックスタビライザー」は暗くて見えにくい部分を補正することで視認性を高めてくれる機能です。

「ブルーライト低減モード」や「ゲームモード」は動画編集では使わないので触らない方が吉です。

デメリット

懸念されたのは「27インチで4Kドットバイドットは文字が小さすぎて読みにくくなる」と注意書きがあったことです。

しかし再生して見ると私の眼では小さな文字までくっきり見えます。ディスプレイを変えて正解だったと思いました。

しいて上げるなら、これまで使っていたフルハイビジョンディスプレイとデュアルで使おうとするとサイズが合わず、モニターの一部しか表示されなくなることです。

これでは見にくくしごとりません。

デュアルで使うためにはもう一台27UK850-W級のモニターを繋ぐ必要があります。

まとめ

私はパソコンのパーツを買う時は値段が安い中古を選びます。

しかし、ディスプレイモニターは新品を購入することにしました。

Amazonと楽天を比較し、最安だったのが楽天のTLineという大阪の店。

購入時の価格は税込56,800円。商品の到着まで4日で届きました。

27インチ、4K、HDR対応で、ハードウェアキャリブレーション可能なカラーマネジメントモニター。

しかもUSBーCで映像出力もデータ通信も給電もできるモデルという点で導入しました。

YouTubeの4K動画も十分満足できる商品でした。