限られた予算内で動画編集のコスパを上げるにはグラフィックボードを見直すのが正解です。しかしどうやってグラフィックボードを見分けるかというと悩みますよね。
グラフィックボードの種類は千差万別。悩んだらベストセラー商品から選びましょう。この記事ではグラフィックボードの選び方をまとめました。
- グラフィックボードの売れ筋ランキング
- 売れ筋一位 GIGABYTE NVIDIA GeForce RTX 4060 (GV-N4060D6-8GD)
- MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X (VD8664)
- MSI GeForce RTX 4070 SUPER 12G VENTUS 2X (VD8751)
- SAPPHIRE PULSE Radeon RX 7800 XT GAMING 16GB GDDR6 (VD8651)
- SI GeForce RTX 4060 VENTUS 2X (VD8560)
- MSI GeForce GT710 GDDR3 2GB (VD5931)
- MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X (VD8517)
- 玄人志向 NVIDIA RTX4070Ti SUPER (GDDR6X 16GB) (B0D3PJR16Y)
- MSI GeForce RTX 4080 SUPER 16G (VD8724)
- ASUS Dual GeForce RTX 4070 SUPER EVO 12GB GDDR6X (B0D6QS22DR)
- コスパのいいGPUはどれだ
- コスパのいいGPUはどれだ
- 主なメーカーの保証比較
- まとめ
グラフィックボードの売れ筋ランキング
グラフィックボードのランキングをチェックするにはAmazonと楽天のランキングが参考になります。
それぞれ特徴のあるランキングですが、売れ筋はほぼ決まっています。この記事ではAmazonの売れ筋を紹介します。
売れ筋一位 GIGABYTE NVIDIA GeForce RTX 4060 (GV-N4060D6-8GD)
GIGABYTEのNVIDIA GeForce RTX 4060は、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジのグラフィックカードで、初心者向けの動画編集や軽いゲーミングに適しています。
メリット:
• リーズナブルな価格設定
• 低消費電力で静音性が高い
特徴:
• 8GBのGDDR6メモリ
• NVIDIAのDLSS技術搭載
感想:
初心者にとって扱いやすく、動画編集だけでなく、軽いゲームも楽しめるバランスの取れた選択肢です。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X (VD8664)
MSIのGeForce RTX 4070 VENTUS 2Xは、高いパフォーマンスを誇るグラフィックカードで、特に4K動画編集に対応しています。
メリット:
• 強力なパフォーマンス
• 優れた冷却機能
特徴:
• 12GBのGDDR6メモリ
• レイトレーシング技術対応
感想:
初心者でも扱いやすい性能を持ち、長期的に使用できる一台です。動画編集やクリエイティブな作業に最適です。
MSI GeForce RTX 4070 SUPER 12G VENTUS 2X (VD8751)
MSIのGeForce RTX 4070 SUPERは、強化された性能を持つグラフィックカードで、大規模な動画編集プロジェクトにも対応しています。
メリット:
• 高い作業効率
• 12GBのVRAM
特徴:
• AI機能搭載
• 高フレームレートを維持
感想:
動画編集を本格的に始めたい初心者に最適で、クオリティを重視する方におすすめの選択肢です。
SAPPHIRE PULSE Radeon RX 7800 XT GAMING 16GB GDDR6 (VD8651)
SAPPHIREのRadeon RX 7800 XTは、16GBのメモリを搭載したグラフィックカードで、コストパフォーマンスに優れています。
メリット:
• 大容量メモリで快適な編集作業
• ゲーミングにも対応
特徴:
• 高速GDDR6メモリ
• 優れた熱管理設計
感想:
予算が限られている初心者におすすめで、基本的な動画編集やゲームを楽しむには十分な性能を持っています。
SI GeForce RTX 4060 VENTUS 2X (VD8560)
MSIのGeForce RTX 4060 VENTUS 2Xは、初心者向けに設計された価格帯のグラフィックカードで、軽い編集作業に最適です。
メリット:
• コストを抑えた価格設定
• ストリーミングや軽い編集に適応
特徴:
• NVIDIAの最新技術搭載
• 静音設計
感想:
基本的な動画編集を始めるには良い選択肢ですが、より高度な編集には限界があります。
MSI GeForce GT710 GDDR3 2GB (VD5931)
MSIのGeForce GT710は、非常にリーズナブルな価格のエントリーレベルのグラフィックカードです。
メリット:
• 低価格で入手しやすい
• 省エネルギー設計
特徴:
• 基本的な映像出力に対応
• 古いソフトウェアとの互換性が高い
感想:
動画編集初心者のスタート地点としては良い選択ですが、高度な編集には不向きです。
MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X (VD8517)
MSIのGeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2Xは、初心者向けの高性能なグラフィックカードで、様々な用途に対応しています。
メリット:
• 高性能でコストパフォーマンスに優れる
• 動画編集とゲーム両方に適応
特徴:
• 8GBのGDDR6メモリ
• DLSS技術搭載
感想:
非常にバランスの取れた性能で、これからのスキルアップにもつながる一台です。
玄人志向 NVIDIA RTX4070Ti SUPER (GDDR6X 16GB) (B0D3PJR16Y)
玄人志向のNVIDIA RTX4070Ti SUPERは、プロフェッショナル向けの高性能グラフィックカードです。
メリット:
• 高い処理能力
• 大容量メモリで重いプロジェクトにも対応
特徴:
• 最新技術による最適化された映像処理
• 4K動画や複数のトラックを扱う際に優れたパフォーマンス
感想:
プロフェッショナルなレベルを目指す初心者に理想的で、高価ですがそれに見合った性能を提供しています。
MSI GeForce RTX 4080 SUPER 16G (VD8724)
MSIのGeForce RTX 4080 SUPERは、業界トップクラスの性能を持つハイエンドグラフィックカードです。
メリット:
• 業界トップの性能
• 大容量メモリで大規模なプロジェクトに対応
特徴:
• 高度なAI機能とレイトレーシング技術搭載
• ゲームやVR、動画編集など多用途に適している
感想:
動画編集を本気で行いたい方に素晴らしい選択肢で、高性能なグラフィックボードを求めるなら選ぶ価値があります。
ASUS Dual GeForce RTX 4070 SUPER EVO 12GB GDDR6X (B0D6QS22DR)
ASUSのDual GeForce RTX 4070 SUPER EVOは、効率的な冷却システムを備えた高性能グラフィックカードです。
メリット:
• 安定した性能を実現
• 12GBのVRAMで快適な作業
特徴:
• 高度な技術を駆使した設計
• エネルギー効率が良い
感想:
バランスの取れた性能と効率を提供しており、初心者から中級者まで幅広く対応できる製品です。
これらのグラフィックボードは、動画編集初心者にとって異なるニーズに応じた選択肢を提供しており、予算や必要な性能に合わせて選ぶことができます。
コスパのいいGPUはどれだ
グラフィックボードが選びにくいという理由のひとつが、型番が多いことです。
グラフィックボードの需要は動画編集よりも、ゲームの需要や仮想通貨の計算などで引き合いが多く、商品の開発競争が続いています。
古くなったグラフィックボードは速度をあまり気にしない中古市場などに流れます。そのため型番のラッシュが起きて、初心者には分かりにくい独特の市場が生まれるのです。
迷わずに選びたいなら、中古はまず選択から外し、最新のモデルに絞ることです。
その上で以下のポイントに沿って検討しましょう。
- 目的にあった価格帯(予算)を決める
- GPUオンボードメモリ(VRAM)を選ぶ
- 価格帯で製品の型番を選ぶ
- 意外に見落としがちなのが静音性
自分に合ったグラフィックボードを選ぶには、まず購入価格帯を想定しましょう。
速度やメモリー、メーカーと型番も細かく分かれているため、価格を決めずに商品を選び始めると情報の渦に飲み込まれます。
使える予算をあらかじめ決めることで、自分の目指す道が決まり、商品が絞りやすくなります。
ハイビジョン画質の投稿動画を編集するのであれば3万円以下。4Kで長尺の動画や少し凝った合成をするなら5〜9万円ゾーン。ハイエンドで見栄を張りたい場合は10万円以上と予算を決めましょう。
VRAMを目安に最適なGPUを選ぶ
DaVinci ResolveはGPUに最適化された編集ソフトです。見るべきポイントはGPUオンボードメモリ(VRAM)で、型番の後ろに(12GB/8GB)のように表記されています。
Windowsの場合にはフルハイビジョン編集が中心ならば4GBのVRAMがあれば大丈夫。4Kの動画編集でも8GBのVRAMがあればOKです。Fusionページをよく使うという人は32GB以上のVRAMを積んだグラフィックボードを目安にしましょう。動画編集だけでなく、最近流行の画像生成AI「Stable Diffusion」などで作画するのであればビデオメモリ搭載量を最優先しつつ、予算に合った製品を選びましょう。
メモリーが決まったらあとは価格帯で型番を選びます。グラフィックボードの型番は時代によって様々なので、基本は現在主流のネーミングから選ぶのが無難です。
性能に目を奪われて忘れがちなのが静音性です。グラフィックボードは性能が上がるにつれ消費電力が大きくなります。発熱量が増えるので、高い冷却性能も必要になります。低価格なグラフィックボードの中には、冷却ファンの数が少ないものもあります。
動画の処理中はGPUの負荷が上がることから冷却ファンの騒音が気になることがあります。冷却ファンの数が多い製品や、静粛性を売りにしている製品を優先しましょう。
コスパのいいGPUはどれだ
グラフィックボードメーカーは20社以上あるといわれます。各社にグラフィックボードの心臓というべきGPUチップを納品しているのは世界で二社あります。
- NVIDIA
- AMD
NVIDIAはゲーミングPCのグラボにも多数採用されている世界的にも有名なメーカーです。
CPUメーカーとしても知られるAMDのGPUチップの代表は「Radeon」シリーズです。プレイステーション5やXbox、AppleのMac Proのグラフィックボードなどにも採用されています。
市場で手に入りやすく、ユーザー数が多いのはNVIDIAです。なので特段の理由がなければNVIDIAを選びます。
NVIDIAのチップが搭載された商品で、現在主に販売されているのは「GeForce RTX 4000」シリーズおよび「同3000」シリーズです。
シリーズはRTXやGTXなどに分けられています。高性能モデルのRTXは光の処理能力が高く、臨場感のある光の表現を実現しています。
処理能力と比例して製品価格の順番も決まります。RTXを中心に価格順に並べました。
- GeForce RTX 4090(24GB)
- GeForce RTX 4080(16GB)
- GeForce RTX 3090 Ti(24GB)
- GeForce RTX 3090(24GB)
- GeForce RTX 3080 Ti(12GB)
- GeForce RTX 3080(12GB/10GB)
- GeForce RTX 3070 Ti(8GB)
- GeForce RTX 3070(8GB)
- GeForce RTX 3060 Ti(8GB)
- GeForce RTX 3060(12GB/8GB)
- GeForce RTX 3050(8GB)
※型番の後ろの数字はビデオメモリの搭載量です。
このランクをもとに20社以上のグラフィックボードメーカーがそれぞれの商品を発売します。
メーカーによっては同じ型番でありながらビデオメモリの搭載量が異なるものがあったりします。
なので、必ずビデオメモリを確認し、大容量なものを優先に選びましょう。
主なメーカーの保証比較
グラフィックボードは製品のサイクルが短いので、中古を売却して入れ替えることがよくあります。そのためメーカーの保証はお守り程度の意味しかありません。
メーカーごとの保証期間をまとめました。グラボのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー | 保証期間 | 延長保証 |
ASUS | 1年 | なし |
MSI | 1年 | なし |
GIGABYTE | 2年 | 製品登録で2年延長 |
ZOTAC | 1年 | 延長保証加入で2年延長(有料) |
ELSA | 2年 | なし |
玄人志向 | 1年(GALAKUROモデルは3年保証) | なし |
Palit | 1年 | パソコン保険に加入で最大3年(有料) |
まとめ
グラフィックボードは、GPUの型番によって基本的な性能が決まります。
また、目的によって搭載するメモリーの量が作業の効率を左右します。
主なGPUメーカーは二社。選ぶべきメーカーはNVIDIAに絞られます。
NVIDIAの最新型番をもとにグラフィックボードメーカー各社の商品を絞り込むのがおすすめです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 グラフィックボード を書きます。