
動画制作でよく使うことになる素材は大きく分けて、楽曲、写真、動画素材です。
よくできた素材を利用するだけでコンテンツの印象がワンランクアップするだけでなく作業効率も上がります。
フリーの素材に加え、有料素材サイトenvato elementsを利用することにしました。
有料素材サイトを使うことで得られたメリットをまとめました。
EEnvato Elements のストックフォトを実際に使用してみた感想
envato elements(エンバトエレメンツ)は幅広い層をターゲットとした素材サイトです。
世界最大級のデジタル素材を持ち、価格もサブスクリプションで無制限でダウンロードし放題です。
年額契約を1ヶ月あたりに換算すると $16.5。
使えば使うほどリーズナブルである点が魅力です。
今回私が感じたのは写真つまりストックフォトの豊富さです。
envato elements(エンバトエレメンツ)が扱うストック素材は約4,221,000。
Motion Arrayの約100,000と比較しても圧倒しています。
今回の目的はブログのアイキャッチ用のタイトルを作るためです。
ストック素材を使うことで下記のタイトルを速攻で作ることができました。

有料サイトに登録されている画像は解像度も高く、使えるクオリティのものが多い印象を感じます。

PhotoACなどのフリー素材サイトのものと比較すると違いが判ります。
フリー素材の中には明らかにアマチュアが撮った作品や、同じような構図の素材を延々見せつけられることがあります。ここでは時間をかけずにそこそこの画像を見つけることができます。

ちょっとコミカルな画像が欲しかったので「animation」で検索。
インパクトのあるキャラクターを発見しました。

素材の中には加工を前提に撮影されているものも多いため、使いやすいのも特徴です。
外国の素材サイトなので日本人キャラクターはほとんど見つかりませんが、人物の権利処理を気にせずに使えます。

Davinci Resolveという編集ソフトの解説につける画像は、「編集」という検索用語をいくつか試して探しました。

フリーの画像から「映像編集」で検索すると使えそうな画像の数はそう多くありません。
使っているうちに枯渇してしまいました。
素材数の母数が圧倒的に違う有料素材サイトの在庫数の豊富さを感じました。


象徴的な画像が欲しくて、解決法で検索。日本語ではヒットしないので「solution」で検索したところ世界ではパズルがモチーフとなっていることを改めて発見しました。

視聴者に強い印象を与えるモチーフはなんといっても人の顔です。人物の顔、とりわけコンテンツの中身を想起するような意味のあるポーズ探しはなかなか大変です。

検索キーワードで絞り込むのは難しいので「イメージ」をいくつかの検索用語に分けて総当たりしたところ、結構艶のある画像を発見しました。
メリットは
作ってみてわかったメリットは作業効率が上がること。
- 使える素材が圧倒的に多い
- 検索しやすい
- 管理しやすい
- コスパがいい
以上です。
ストックフォトの利用料は結構値がかさみます。
素材サイトによってはゲッティのように一枚数万円なんていうべらぼうなものまであります。
コマーシャルフォト級のクオリティを持つ作品はさておき、YouTubeやブログのサムネイルに使えるレベルの作品であれば十分見つけることができます。
デメリットは
素材を使用する度にライセンスを発行する手間がかかる点です。
たとえば、下記のようなサムネイル画像を作るために写真をダウンロードする場合。

サムネイル画像をつくるという目的でプロジェクトを作成し登録・許諾を受けます。

許諾が受けられるのはその一回だけです。
Do I need to relicense an item each time I use it?Yes you do. You need a license for each end project. This ensures contributors are paid for your usage of each asset & you and your clients have the legal right to use the item.
Envato Elements License FAQ – Envato Elements Help Center
同じ写真を使って別のサムネイルを作りたい場合は、先にダウンロードした写真は使えません。
手間がかかりますが、再度ダウンロードしたものを新規のプロジェクトとして登録することで利用が許されるという仕組みです。
やり方は簡単です。
右上のユーザーアイコンをクリックし、[My Download]を表示します。

するとこれまでにダウンロードした一覧表が表示されるので、その中から使いたい写真を選び、[ダウンロード]をクリックします。

再びプロジェクトに登録することで別のコンテンツに利用することができます。
※このときダウンロードしたファイルには複数回利用がわかるように連番が付与されます。
こうした仕組みはEnvatoとクリエイターの間の約束に基づくもので、利用回数を登録することによりクリエイターに報酬が支払われるのです。
面倒かもしれませんがダウンロード素材の使いまわしはNG。
使いたい場合は再契約して使いましょう。
無制限ダウンロード可能というサービスの裏にはこうした制約があるのです。
さらにサブスクの契約期間中しか新規の利用・公開ができないことになっている点も面倒です。
サブスク契約期間中であれば何度でも繰り返し使えます。
Envato Elementsのアカウント契約方法
envato elementsを利用するには英語で書かれた海外サイトにアカウント登録をする必要があるのですが、正直これが一番めんどいです。
ですがここを乗り切れば後は楽なので気合を入れて準備して下さい。
【映像素材】 envato elements の感想 アカウント登録とダウンロード方法 | ぶいろぐ
まとめ
envato elementsは幅広い層をターゲットとした素材サイトです。
今回は写真・ストックフォトに絞って利用してみましたが、毎日のブログに貼り付ける画像だけでも作り続けると元が取れます。
Envato Elementsにはこの他にも楽曲や動画素材なども含まれるので用途は無限に広がります。
多少料金が発生しても、作業ストレスを少なくしたい人は検討してみてはいかがでしょうか。