マジ役立つ After Effects お宝エフェクト ベスト10|初心者でも劇的に表現力アップ

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 After Effects お宝エフェクト ベスト10を書きます。

After Effects に初めて触った時、「何この膨大なエフェクト欄…!」って圧倒された人、多いんじゃないかな。

でもね、私たち駆け出しの動画制作者にとって実はその中で本当に“使える”のはたった10%くらいなんですよ。そして、その10%を覚えると、まるで必殺技を身につけたように演出が劇的に変わる。

今日は僕がプロ現場でもよく使う、“マジで役立つエフェクト10選”を紹介します。感情的に響くシーン例を交えながら、初心者でもすぐ使えるような感じで解説しますね。

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After Effects お宝エフェクト ベスト10

Adobe After Effects エフェクト一覧

1. フラクタルノイズ(Fractal Noise)

フラクタルノイズ | Adobe After Effects エフェクト一覧

使えるシーン: 煙・雲・背景の幻想演出

説明すると…ただのノイズじゃない。“動く大理石”みたいに使って、煙や光、背景の動きを作れます。

たとえばMVで“感情が揺れるカット”、静止画の後ろでじわーっと動かすだけで、空気感が段違いに。

応用ポイント:

カラー調整+タービュレントディスプレイスで揺らぎを加えれば、映像に深みが出ます。

2. CC Particle World / CC Particle System II

アニメ演出には欠かせない光の粒・パーティクル。光・泡・キューブなど色々なパーティクルを使い分けることで雨や花火などの演出ができるようになります。またCC Cylinderを使うことで花びらや紅葉などの画像をパーティクルにすることもできます。

CC Particle World | Adobe After Effects エフェクト一覧

CC Particle Systems Ⅱ | Adobe After Effects エフェクト一覧

使えるシーン: 雪、花びら、魔法の光、キラキラ演出

どちらも標準のパーティクルエフェクトですが…

  • World の方は3D空間で配置・動きが制御でき、
  • System IIは発生源が数値指定できて、光の筋とかマジックシャイン演出が得意。

たとえば秋の風景に紅葉パーティクルを舞わせたり、タイトルに光の筋が流れる演出なんて、プロっぽさ全開です。

パーティクルの発生源を数値で制御するのがCC Particle System II。これを使うことで、ディズニーアニメに出てくる光の筋のアニメーション(マジックシャイン)が作れます。

光の粒

3. 極座標(Polar Coordinates)

直交座標系 ( X , Y ) (X, Y) (X,Y) を極座標系 ( R , θ ) (R, \theta) (R,θ) に変換することができるエフェクトです。派手な見た目のゆがみを作ることができます。

使えるシーン: 斬撃、回転するライン、円形マスクの応用

たとえば直線の光線エフェクトを、極座標で円形にグニャッと曲げると…あら不思議、斬撃や盾のようなアニメ演出に。剣技系のイントロやゲーム映像で使えます。

4. Corner Pin(コーナーピン)

コーナーピン | Adobe After Effects エフェクト一覧

使えるシーン: 画面合成、画面の角を角度で調整したいとき

スクリーン合成(スマホ画面に表示するYoutuber動画とか)では定番。角を4点指定してパースを合わせれば、特撮風トランジションやスクリーン演出に応用可能。ただ、画質劣化に注意。

5. 波形ワープ(Wave Warp)

使えるシーン: 放射線揺れ、液体エフェクト、震えるテキスト

海のような揺れや、テキストがゆらゆら震える演出に最適。さりげなく使うだけでも、平坦な映像がグッと命を得る感覚が味わえます。

ホログラムの作り方

6. CC Bend It / 回転ワープ系

使えるシーン: オブジェクトの曲げ演出、ロゴの変形

テキストや図形をくにっと曲げたいとき、動的で表現豊かなアニメーションを作るのに重宝。手書き風ロゴや追尾される図形などに使えます。

7. CC Cylinder / CC Sphere

CC Cylinder | Adobe After Effects エフェクト一覧

CC Sphere | Adobe After Effects エフェクト一覧

使えるシーン: 平面素材を立体化、回転オブジェクト演出

写真やイラストを球や円柱に展開して回したい。回転する地球儀、チューブ状のVFX、360度パノラマなど、映画のイントロっぽい雰囲気を出せます。

8. 塗り・グラデーション / 4色グラデーション

塗り | Adobe After Effects エフェクト一覧

4色グラデーション | Adobe After Effects エフェクト一覧

使えるシーン: 単色背景やビジュアルテーマの統一

背景色を瞬時に変えたい、グラデーションでおしゃれに見せたいときに定番。特にSNS動画やタイトルシーンに映える、色で感情を操作するのにおすすめ。

9. Lumetriカラー・トライトーン

使えるシーン: 映像の色味調整、ムード作り

暗い映像に暖色を入れて“ほっとする空気感”を作ったり、冷たい印象にして“未来感”を出す。表情や映像の温度を色で操る感覚を味わえます。

10. タービュレントディスプレイス & ノイズ系+ラフエッジ

タービュレントディスプレイス | Adobe After Effects エフェクト一覧

使えるシーン: 映像の“ざらつき”“手描き感”“揺らぎ表現”

フラクタルノイズに複雑さを加えたいとき、ラインアニメが単調に見えるときにカスタム感を出せます。「このレイヤーちょっと動かして」「もっとざらついてくれ」ってときに一発。映像の情報量が増える感じが好き。

🏙 効果的なシーン例まとめ

  • MVのイントロ:フラクタルノイズで背景を揺らし、粒子は紅葉パーティクル、タイトルは極座標+タービュレント+Lumetriで仕上げれば感動的な出だしに。
  • ゲーム風OP:光線をCorner Pinで曲げて、Wave WarpとParticleでエネルギー感。グラデーション+Lumetriを乗せて一気に「それっぽい」演出。
  • 商品プロモーション:商品フライヤー素材をCC Cylinderでぐるっと回し、波形ワープやタービュレントで命を吹き込み、Lumetriカラーで世界観を統一。

✅ 最後に…この“10個”から始めよう!

After Effects の数百あるエフェクトの中で、まず覚えておきたい10選。

この10個、使えるシーンが多くて、世界が変わるエフェクトたちです。

最初はフラクタルノイズ+タービュレント+パーティクルの組み合わせだけでも十分映像らしくなります。そこからCorner Pin や極座標で形を変えて、グラデやLumetriで色味整えて…という順に拡張すれば、初心者でもステップアップできます

覚えて、試して、失敗して、また試す。

それを繰り返せば、あなたの映像の世界観がグッと広がります。

などもご希望があればお届けできますので、気軽に言ってくださいね!

それでは、あなたの演出がもっと自由に、もっと感動的になりますように!