【Pr】結婚式動画を DVDに書き出し する方法Premiere Pro

DVDに書き出し
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DVDに書き出し を書きます。

結婚式ムービーなど、編集した動画をDVD などに焼いてほしいと頼まれたことありませんか。

Premiere Proで編集・書き出した”動画ファイル””はDVDに焼くことができます。

ただし、Premiere ProにはDVDへ動画を書き出す機能(オーサリング機能)はありません。

なので、正確に言うと「Premiere ProでDVDは焼けない」けど「動画ファイルはDVDに焼くことができる」が正解です。

やり方をご案内します。

Premiere Proで編集してDVDにするには

本編に入る前にちょっとお勉強タイム。

すぐ終わるのでお付き合いください。

以前Adobeは「EncoreCS6」というオーサリングソフトを提供していましたが現在は提供を中止しています。

下記の動画のように、使い方は残されていますが「EncoreCS6」は市販されていないためソフトが手に入らなければ使いものになりません。

なのでPremiere Proで編集・作成した動画はいったん書き出して、別のDVD書き込みソフト(オーサリングソフト)が必要となります。

次に動画をDVDに焼く方法です。

Premiere Proで編集・書き出した動画ファイルはSNSなどに手軽に投稿することができます。そのためネット経由で上映するのは超簡単です。

しかし、結婚式場などではこの方法は使えません。

なぜならほとんどの式場では式場での上映にDVDを使うからです。

DVDはデータ用として動画ファイルを保存することはできますが、DVDプレーヤーで再生することはできません。

DVDで再生できるようにするには、DVDの仕様にあった方法で焼き付けなくてはなりません。

また、結婚式で使用するには、上映する環境に合わせる必要があります。

フルHD対応の会場ならYouTube投稿と同じ16:9のハイビジョン仕様でOKですが、会場によっては4:3にしなくてはならないケースもあります。

まず作品を完成させます。動画の仕様はフルHD16:9でいいでしょう。

Premiere Proなどの編集ソフトでできるのはここまで。

DVDに焼く機能はPremiere Proには用意されていません。

オーサリング前の準備

動画をDVDで見るためにはDVDに焼かなくてはなりません。

DVDに焼くためには専用ソフトが必要で、DVDに焼く作業は「オーサリング」と呼ばれます。

ちなみに、オーサリングとは、動画の形式を「mp4」から「DVD-Video」に変換することを意味します。

この時使われるのが「データDVD」形式です。「データDVD」形式で保存した動画ファイルはDVDプレーヤーでは再生できないので注意が必要です。

結婚式のプロフィールムービーなどを式場に持ち込む場合も、必ず「DVD-Video」形式で保存しましょう。

DVD-Videoを作る三つの方法

「DVD-Video」形式で保存できるソフトは有料無料も含め数多く出回っています。

大きく三つの方法を紹介します。

  • Windows10のおまけ機能
  • 無料のBurnAware Free
  • 有料DVD Memory

WindowsOS

Windows10の場合は、mp4をDVDに書き込める機能が標準搭載されています。

しかしこれも、家庭用DVDプレイヤーなどでは再生できません。パソコンで見る場合に限定されているので注意しましょう。

BurnAware Free

「DVD-Video」形式で動画ファイルが焼ける無料のソフトです。

ただし、操作方法は複雑です。

これはこれで便利なソフトなので持っていて損ありませんが、英語版に加え機能が満載されているため操作には慣れが必要です。

イメージファイルを作ったり、DVD-Videoの仕様にあわせて書き込みの準備をしたりと手間がかかります。

なので、ワンタッチで済ませたい初心者の人は有料ソフトを利用することをお勧めします。

DVD Memory

Filmoraを提供するWonderShare社の有料ソフトです。

ここでは「wondershare DVD Memory 」でオーサリングする方法を解説します。

DVD Memory

wondershare dvd creatorは初心者からプロまで誰でも使えるDVD作成ソフトです。

あらゆる形式の動画をDVDに作成できます。UHD動画をワンクリックでBD作成可能(※Windows版のみの機能)

無料版は動画にロゴが入ります。なので、自分の環境で利用できるかどうかを実際に試してみるための試供品のとして受け止めましょう。

メリットは

  • ワンクリックでテレビで見れるDVDが焼ける
  • 旅行、結婚式、記念日など無料DVDテンプレートの数が豊富多数
  • 高品質にDVD書き込みできる。
  • 写真や動画など取り込める動画が多い
  • 動画編集機能も搭載
  • BD作成可能(Windows版のみ)
  • Blu-rayが焼けるドライブであればDVDも焼ける

AVI、MP4、MPG、MPEG、3GP、WMV、ASF、RM、RMVB、DAT、MOVなどの動画やビデオをDVDに書き込みます。
MTS、M2TS(AVCHD H.264)、TS(MPEG-2)、HD MKV(H.264、MPEG-2 HD)、HD WMV(VC-1)、HD MOV(H.264、MPEG)などのHDビデオにも対応します。
BMP、JPEG、PNG、TIFF、GIFなどからフォトも対応します。

Wondershare DVD Memory:テレビで見れるDVD・ブルーレイを簡単作成!無料テンプレート多数、スライドショー動画作成可能

デメリットは

  • 無料版はWatermarkが入ることから、使い方が分かるだけで実用にならない
  • 一部のDVDプレイヤーには対応していないものがあり、始まりと終わりの約1秒程度か途切れてしまうことがある
  • パソコンのスペックによっては時間がかかることがある

Mac版ではブルーレイディスクやブルーレイフォルダなど、BDへの書き込みには対応しておりませんので、ご了承ください。
ご購入前に無料体験版にてブルーレイ・DVDを作成して再生できるかお試しください。対応していないプレイヤーは正常に再生できない場合があります。

DVD Memory FAQs一覧

操作方法

DVD Memoryを起動します。

メニュー画面が表示されます。

左から「DVD」「Blu-ray」「ワンクリックでDVDを作成」の順で並んでいます。

DVDにメニューも含めてオーサリングする場合は「DVD-Video ディスク」を、Blu-rayにオーサリングする場合は「ブルーレイ ディスク」を選択します。

DVD をすぐ起動したい時など、メニューを必要としない場合が増えています。

メニューが不要な場合は「ワンクリックでDVDを作成」を選択します。

今回は「ワンクリックでDVDを作成」をクリックします。

すると作成画面が現れます。

「画像やビデオを追加」と書かれたスペースをクリックするとエクスプローラーが起動して、保存されているファイルが探せるようになります。

ふぉるたせの中から書き込みたい動画ファイルを選択します。

※書き込みたい動画ファイルをドラッグ&ドロップしてもOKです。

一枚のDVDに収まる動画の容量は4.7GBがリミットです。

オーバーしないよう画面下のインジケーターで確認できます。

ファイルを開くと自動的に「ファイルの追加」が始まります。

その際、ディスクの容量を超えないよう空き容量を確認します。

読み込みが完了すると「設定」画面に切り替わります。

DVD作成にチェックを入れます。

  • ディスクラベルは任意の半角文字(全角だと入力できない)
  • 作成はDVDドライブを指定
  • TV規格はNTSC
  • ディスク再生モードは選択されたタイトルを再生
  • 保存先はデフォルト

以上を確認して「作成」をクリックすると、その瞬間から書き込みが始まります。

メニューが必要なければ「メニューなし」を選択して「すべてのページに適用」をクリックします。※市販のDVDのようなメニューを追加したい場合は「メニューの基本設定」タブからメニュー用のテンプレートを選択します。

その他の設定は基本的にはなにもしなくてOKです。

「書き込み開始」をクリックすると書き込み(オーサリング)がはじまります。

いったん作業が始まるとDVDにフォーマットが記録されるので再利用できなくなるので注意です。

オーサリングが終了するとDVDが゜吐き出され、完成です。

チュートリアル

書き出し終了後の作業

終了後、ディスクをDVDプレイヤーなどで試写・確認をしましょう。

事前の段取りが不十分だと、式場や機材やスクリーンのミスマッチが起きたりするなど問題が発生する場合があります。

  • DVDプレイヤーで再生できない
  • スクリーンから画面が見切れる
  • 音量が不十分

ほとんどの式場が式場にDVDを納品するようになっています。書き出したDVDは可能であれば事前に式場に届け、再生確認を依頼しましょう。

万が一に備えてコピーした動画データを入れたノートPCをバックアップ用に用意するのも手です。HDMIケーブルなどでモニターに出力できるようにしておくと汎用性が高まります。

DVD素材

趣味で使うなら国産メーカーのメディアがいいかもしれませんが、業務用として使い倒すには中華系の激安メディアでも何ら問題ありません。

DVDには用途によりビデオ用、データ用と一応の区別があります。

でもどすらも同じ。データ用のほうが安いのおすすめです。

PC内に溜まった動画データを保存や郵送したり、PC環境内で視聴したいのであれば、100枚ひとパックでまとめ売りされているバルクメディアを使うのが経済的です。

バルクメディアは、Windowsが普及し始めたばかりの頃は、アキバで粗悪品を見ることもありましたが、今は違います。

少しでもコスパを上げたい人は参考にしてください。

データ用DVD-R HDDR47JNP100 (16倍速/100枚)

BD-R 25GB 100枚 ホワイトプリンタブル 片面1層 1-6倍速 VBR130RP100SV4

まとめ

初心者さんでも直感的に操作できて、無料で試用できるので一度試してみてはいかがでしょうか。