撮影した被写体が中途半端な大きさで、もう少し拡大したくなったことありませんか。
Premiere Proを使うと編集レベルで素材をアップできます。
さらに、ズーム撮影していなかった映像も、途中から機械的にズームアップするアニメーションもできます。
iPhone撮影動画を無理やりズームアップ
つくったのがこの動画。iPhoneで撮影した素材だけでは平板なので
冒頭のカットをズームイン。野菜のアップ3カットは画面を拡大して編集しました。
素材をむりやり拡大しているのでよく見ると画質は落ちています。
しかし、引きの映像を使うことに比べると、アップの映像は狙いがよく伝わるのでメリットの方が大きいと思います。
作り方
Premiere Proでは、アニメーションはエフェクトコントロールを使ってつくります。
タイムラインからズーム加工したいカットを選択します。
エフェクトコントロール画面を表示します。
使うのはビデオエフェクトの直下にある[位置]と[スケール]です。
まず、タイムラインで、ズームインしたいカットのズームインの始点にカーソルを置きます。
続いて[位置]と[スケール]の横にある時計のようなマークを押します。
この時計のようなマークでエフェクトの動作をコントロールします。
マークを押した瞬間にズームインの始点の画角が決まります。
次にズームインの終点を決めます。
カーソルを終点の位置まで持って行くと、カーソルの止めた位置にダイヤのマークが現れます。
ダイヤのマークは、ここが終点であることを示しています。
カーソルを止めた位置で、[位置]と[スケール]の横にある数字を動かします。
すると大きさが調整され、プレビューモニターが連動して画面の変化を映し出します。
これでズームインのエフェクトは完成です。
このやり方を応用すれば、一部分アップした映像も簡単に作れます。つくった映像は普通に編集もできます。
さらに細かな調整
編集で作ったズームインこのままでも成立しますがよく見るとアニメーションの動きが人工的です。
ズームインの始点と終点は、アニメーションの最初のキーフレームに「イーズアウト」。
最後のキーフレームに「イーズイン」を選択することで加速・減速させることができます。
Premiere Pro上で、キーフレームにカーソルを合わした状態で右クリックし、時間補間法の中にある「イーズイン イーズアウト」を選択してください。
まとめ
動画編集していると、カットの一部を拡大・縮小したいという時があります。
そんなとき覚えておいても損がない緊急避難的に応用できる技術です。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ズームアップ を書きます。