CapCutはスマホ版のほかに、PC版とオンライン版合わせて三種類あります。
でも、その使い分けに困っている人もいるのではないでしょうか。
無料の編集ソフトCapCutのPC版とオンライン版の使い分け方を解説します。
CapCut PC版とオンライン版 の使い分け方
CapCut のPC版とオンライン版はWindows上で同時に起動することができます。
試しに一台のPCでPC版(画面左)とオンライン版(画面右上)を起動しました。
二股がかけられることから超仕事がはかどりそうに思えますよね。
オンライン版の特徴はブラウザ上で編集できることです。
素材はクラウド上にアップロードして使うため作業場所を選びません。
一方PC版は自分のPCにインストールして使います。そのため素材をアップロードする必要はありませんが、編集できるのはそのパソコンだけになります。
複数の人が編集に参加できるオンライン版に比べ、PC版は編集できるPCは一つだけに限定されます。
スペースを共有する
CapCut のPC版とオンライン版はともに無料で使えます。
登録者には5GBのクラウドストレージが与えられ、ここに撮影素材をアップロードすることができます。
ユーザーはその中に案件ごとに使う個別の「スペース」を作ることができます。(無料版り利用者は二個まで)
私も上記のように、作業用のスペースを作ってみました。
オンライン版のユーザーは素材をスペースにアップロードしてから編集にあたります。
また、このスペースはパソコンにインストールして使うPC版にも他起用されます。
アカウントが同じならこの中にアップロードした素材は自由に使いまわすことができるのです。
PC版を起動してた見てみましょう。オンライン版と同じようにスペースが作られていることがわかります。
このスペースにアップロードした素材はPC版にダウンロードして編集素材にすることができます。
これはPC版のホーム画面からスペースに宛てて素材をアップロードすることもできます。
アップロードした素材はスペース内に保存され、PC版およびオンライン版から編集することができるようになります。
オンライン版からアップロードした素材も同じようにスペースに保存されます。
オンライン版CapCutを起動してスペースを開きます。
素材はタイムラインにドラッグすることで編集ができます。
基本的な使い方は編集に使う素材をPC版もしくはオンライン版からクラウド上にアップロードして用途に応じて使い分けることになります。
複数の人と作業を分担したり、移動しながら編集するなどはオンライン版で。
じっくり作りこむ場合はPC版で作業すると便利でしょう。
残念な点
残念な点はいくつもあります。
- プロジェクトファイルが共有できない(※アップロードは可能)
- 素材が開かない
- アップロードに時間がかかる
- 全体に仕組みがわかりにくい
オンライン版のプロジェクトはPC版のプロジェクトとは別物なため、同時編集やプロジェクトの交換はできません。
お互いに編集データを共有するためにはプロジェクトをアップロードする方法があります。しかしアップロードされたプロジェクトは異なる版では再生のみ可能でプロジェクトとして編集できません。
また、アップロードファイルも含め無料版ではスペースごとに5GBの容量制限があるので注意が必要です。
オンライン版のプロジェクトで上記のような表示が出ることがあります。上記のメッセージに従ってPC版で開こうとしましたがうまくいきませんでした。解決策も見当たらないので作り直さざるを得ませんでした。
まとめ
私の場合ドキュメンタリー系の動画が多いので、エフェクトやトランジション、それにテンプレートはほとんど使用しません。
逆に素材の量やカット数が多くなるためアップロードに時間のかかる編集ソフトはあまり使う気になりません。
なのでオンライン版はショート動画などの短尺動画が中心となります。
さらに、CupCatのデメリットとしてあるのはインスタグラムなど旧フェイスブック系のサービスとの関係がよくないことも挙げられます。
上記を踏まえ、PC版とオンライン版の使い分けを考えたいと思います。