ワイヤレスマイク ECM-AW レビュー 感想

ワイヤレスマイク
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ワイヤレスマイク を書きます。

風が強く吹く場所や、周囲に音がある場所で撮影する時注意しなくてはならないのが雑音対策です。

確実に人の声を録るには、カメラマイクに頼らず専用マイクを仕込むのが吉です。

そこで選んだのがSONYワイヤレスマイクECM-AWです。

SONY ワイヤレスマイク ECM-AW4 C

放送局の音声さんが、外ロケで使うマイクは基本二つ。

指向性のよいガンマイクに風防を付けて録るか、ゲストの胸元にピンマイクを付けて録るかの二択です。

お勧めするのは、ピンマイクを使う方法。音源になるべく近い位置で音を拾うのが一番確実だからです。

音楽を録るなど、音にこだわるなら別ですが、インタビュー撮影などでは雑音を避けるのが最優先です。ピンマイクが取り付け可能で低価格という条件で撮影用ワイヤレスマイクを検索すると、そこそこ評価が高い製品が二つ見つかりました。

一つはSONYワイヤレスマイクECM-AW、もう一つはRODE ワイヤレスマイクシステム WIGOです。

外部マイクも使え、重さも軽いのですが、充電式で価格がやや高いこともあり、SONYの ECM-AW4 Cを選ぶことにしました。

値段は Amazon価格で税込み16,936円。

次のインタビューロケが迫っている関係で早速購入。HDR-CX680に繋いでみました。 HDR-CX680 には内臓マイクがありますが、ワイヤレスマイクを接続すると優先的にワイヤレスマイクの音声に切り替わります。

マイクとレシーバーはBluetoothで接続されているので、撮影者から最大50メートル離れた音声を録音できるといいます。

中身は写真の通りマイクと受信機の二種類に、付属品が同梱されています。

画面左がワイヤレスマイク、右が受信端末=レシーバーです。それぞれ単5電池で稼働する仕組みです。

形がそっくりなので装着の時混乱するかもしれません。

マイク端子にはマイクが内蔵されいます。ですからこれ単体でも収録できます。側面にはステレオミニジャックがあり、ここにピンマイクを装着することでピンマイクからの音を収録できます。

録音中よく起きるトラブルの一つに電池切れがあります。充電式だとバッテリーの減り具合が分からないことがあります。電池式だと収録前に新品の電池に入れ替えることで体感的に電池の管理ができます。

電源はスイッチでオンオフできるので、MAX3時間という電池の消耗を管理することができます。

メリット

  • 録音時のノイズを防ぐことができる
  • それ自体がマイクだが、さらにピンマイクも使える
  • かさばらない
  • コスパが良い

デメリット

  • 電池の持ちが3時間なので公演収録など長時間には向かない。
  • 小さすぎて紛失が気になる
  • 接続端子がピンジャックのみ

ちなみにカタログを見るとレシーバーがカメラの上部端子に取り付けられる仕様の製品もあります。こちらは若干価格が低いので、装置によって使い分けることができます。

DJI OSMO POCKET には使えません

OSMO POCKETのようなアクションカメラの長所は機動性ですが、弱点もあります。それは音です。そこでOSMO POCKET につなげてみました。

OSMO POCKETには内蔵マイクがありますが、結構風の音を拾うので困っていました。

OSMO POCKET には入出力口は二つあります。スマホとの接続用の3.5mmアダプターとUSB-C端子の二つです。うまくいけばUSB端子経由で音声入力できるかもしれないと思ったからです。でもしかし結論から言うと、つなげませんでした。OSMO POCKETに外部マイクを接続するには 接続用の3.5mmアダプターからしか入力できないのです。価格は5,130円(税込)。めちゃめちゃ高価なので断念しました。

まとめ

周囲に雑音があったり強い風が吹いている環境では、音源の近くで収音できるピンマイクがあると重宝します。使用頻度は低いのですが、手軽にワイヤレスで音声を拾えるので、インタビューなど使う目的が明確だとあると便利なものだと思います。

メリットをまとめると次の通り。

デメリットは

差し引きするとメリットの方が勝ります。ロケの際、マイクにお悩みの方は検討してみてはいかがでしょうか。