【初心者向け】 Premiere Pro でPDFを扱うには?変換から編集まで徹底解説

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere でPDFを扱うには?を書きます。

Premiere Pro にPDFを読み込みたいんだけど…できないんですけどどうすればいいの!?

みなさん、動画編集をしていて「この資料を画面に映したいな」と思ったこと、ありませんか?

たとえば会社のプレゼン動画とか、セミナーの記録映像。あるいは、オンライン講座で「配布した資料を動画の中でも見せたい!」なんてとき。

で、渡されたファイルが PDF

ここで多くの人がやりがちなのが、Premiereを立ち上げて、そのままPDFをドラッグ&ドロップする方法。

…が、結果は「無理」。

Premiere ProはPDFをそのまま読み込むことができないんです。

僕も初めてこの事実を知ったときは「え?じゃあどうすればいいの?」と固まりました。

仕事の現場で、クライアントから渡された資料が全部PDFだったんですよね…。いや、マジで焦りました。

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Premiere Pro でPDFを扱うには?

結論:PDFを画像に変換するしかない

PremiereにPDFを読み込むには、一度JPEGやPNGなどの画像ファイルに変換する必要があります。

これが一番シンプルで確実な方法です。

変換してしまえば、あとは普通に写真を取り込むのと同じ要領でOK。拡大・縮小したり、モーションをつけたり、クロップしたりも自由自在。

でも、初心者の方からすると「変換ってどうやるの?」って思いますよね。

安心してください。いくつか方法があります。

Premiere でPDFを扱うには?変換から編集まで徹底解説

方法①:Adobe Acrobatで書き出す

もしAdobe Acrobatを持っているなら、PDFを開いて 「ファイル」→「書き出し形式」→「画像」→「JPEG」 とすれば一発です。

・ページごとにJPEGで書き出せる

・解像度を設定できるので画質が落ちにくい

僕は講義動画を作るときに、これでスライド資料を一気にJPEG化しました。

20ページ以上あったんですけど、一括で変換してくれるので超ラクでしたよ。

方法②:MacやWindowsの標準機能で変換

意外と見落としがちなのが、OS標準の「印刷機能」。

Macならプレビュー、WindowsならPDFリーダーから「別名で保存」「画像に書き出し」みたいなオプションがあります。

例えばMacなら、PDFをプレビューで開いて「書き出す」からJPEGを選ぶだけ。

追加ソフトなしでできるのでコストゼロ。

方法③:オンライン変換ツールを使う

「ソフト持ってないし…」という方には、オンラインの変換サイトが便利です。

「PDF JPEG 変換」と検索すると、無料でページごとに画像化してくれるサービスがたくさん出てきます。

PDFCandy PDF JPG 変換: PDFからJPGへ変換する無料オンライン・コンバーター
※PDFをアップロードするだけで全ページをJPEG化してくれる

ただし、注意点もあります。

・機密資料をアップロードするのは危険(セキュリティ面)・
・ファイルサイズやページ数に制限がある場合もある

僕はYouTube用の趣味動画ならサクッと使いますが、仕事で使う資料は絶対にオフライン変換します。

実際の編集シーンを想像してみてください

ここでちょっと、初心者の方がイメージしやすいように具体例を。

たとえば、あなたが「学習塾の紹介動画」を作るとしましょう。

冒頭に先生の挨拶が入って、そのあとに「合格実績!」って資料を出したい。

クライアントから渡されたのは、PDFの表。

そのままではPremiereに放り込めないので、JPEGに変換して読み込みます。

そしたらあとは、クロップして「スッ」と左から出すとか、モーションで数字部分を拡大するとか、演出の幅が一気に広がります。

もしPDFのまま突っ込めたとしても、正直こういう演出は難しいはず。

だから「画像に変換する」という一手間が、むしろ編集の自由度を上げてくれるんです。

DaVinci ResolveやAfter Effectsと比較すると?

実はこの「PDF読み込み問題」、Premiereだけじゃないんですよね。

DaVinci Resolveでも直接PDFは読めません。

After Effectsも同様。

つまり、動画編集の世界では「PDF=画像に変換して使う」が共通ルール

ただし、After Effectsなら直接読み込むことはできませんが、画像化したPDFをさらに分解してアニメーションさせることができます。

Premiereではそこまで細かく動かせないけど、逆にシンプルに扱えるから初心者向け。

僕は案件によって「Premiereでシンプルに見せる」「After Effectsでガッツリ動かす」を使い分けています。

ちょっと凝りたい人への裏技

単純に「PDFを画像に変換」するだけじゃ物足りない…そんな人にはIllustratorを経由する方法がおすすめ。

IllustratorでPDFを開いて、必要なページやパーツだけ切り出してPNGに書き出す。

これで背景透過の素材が作れるので、Premiereに読み込んだときに「下に動画を流しつつ、上に資料だけ重ねる」みたいな表現が可能になります。

僕はこれをセミナー動画でよく使います。

背景に講師の映像を流して、上にスライド資料を半透明で重ねる。これだけで一気に“ちゃんとした映像”感が出るんです。

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まとめ

  • PremiereはPDFを直接読み込めない
  • JPEGやPNGに変換すれば解決
  • 変換方法はAcrobat/OS標準機能/オンラインツール
  • 画像化することで編集の自由度が広がる
  • 凝りたい人はIllustrator経由で透過PNGもあり

つまり、「PDFはそのままじゃ使えないけど、ちょっと工夫すればむしろ表現の幅が広がるよ!」というのが結論です。

僕も最初は「あーめんどくさいな」と思ったんですが、今ではもう慣れっこ。

逆に「画像に変換して編集するのが普通」という感覚になっています。

もしこれからプレゼン動画や講義動画を作る予定がある方は、ぜひこの方法を試してみてください。

「え、こんなに簡単だったの?」ってきっと驚きますよ。