「iPadで編集できる動画なんて大したことないだろう」と思っている人いませんか。
それは大きな誤解です。最近のiPadは強力になりました。価格もリーズナブル。iPadの性能を活かしきるLumaFusionという編集ソフトも後押ししています。
しかし、iPad一つで動画編集をこなそうとすると挫折します。iPad動画編集のデメリットとそのデメリットを理解した上での使い方を解説します。
iPadだけで動画編集を行う際の主なデメリット
iPadだけで動画編集を行う際の主なデメリットは、以下の点が挙げられます。
- 高画質・大容量動画の編集に限界がある: iPadの処理能力はPCに比べて劣るため、4Kなどの高画質動画や長尺の動画をスムーズに編集するのは難しい場合があります。また、複数のレイヤーを重ねて複雑な編集を行おうとすると、処理が重くなることがあります。
- プロフェッショナルな編集機能の不足: PC用の動画編集ソフトに搭載されている高度なエフェクトやキーフレームアニメーションなど、プロフェッショナルな編集機能が不足している場合があります。
- 外部機器との接続に制限がある: 高性能な外部ストレージやキャプチャボードなどを接続し、大容量の素材を扱う場合、iPadのポートの制限や対応性の問題が生じる可能性があります。
- 発熱とバッテリー消費: 長時間の動画編集を行うと、iPadが発熱し、バッテリーの消耗が激しくなることがあります。
実際に使っていて感じる不具合にも注意が必要です。
- 画面タップの手間とリスク: iPadはタッチ操作がメインのため、PCのようにマウスで細かい部分の調整や、複数のツールを同時に操作することが難しいです。特に、タイムライン上の細かいカット編集や、エフェクトの微調整など、精密な作業を行う際には、誤って別の箇所をタップしてしまうリスクが高まります。
- 一括操作ができない: PCではキーボードショートカットやマウス操作で複数のクリップを一括選択したり、一括でトリミングしたりすることができますが、iPadではこのような一括操作が制限されています。そのため、大量のクリップを扱う場合や、同じ編集を複数のクリップに適用したい場合に、作業効率が低下する可能性があります。
- 大容量の動画が扱えない: iPadのストレージ容量や処理能力はPCに比べて限られているため、高画質・大容量の動画をスムーズに編集するのは難しい場合があります。特に、4K動画や長尺の動画を扱う場合、編集中にカクついたり、アプリがクラッシュしてしまう可能性があります。また、iPadの読み込める動画の容量にも上限があるため、大容量の動画素材を扱う場合は事前に分割するなどの工夫が必要になります
これらのデメリットを踏まえ、本格的な動画制作や大規模なプロジェクトには、PCでの編集が適しています。
しかし、手軽に動画編集を楽しみたい方や、簡単な編集作業であれば、iPadでも十分なクオリティの動画を作成することができます。
LumaFusion
以上iPadで動画編集する際のデメリットを書きましたが、最近編集の効率を上げてくれる編集ソフトが現れました。
iPadで編集をしたかった人には待ちに待った強力アプリの登場です、
LumaFusionは、iPadでPremiereやFinal Cut並みの動画編集ができる編集アプリです。
Macにはもう一つiMovieという初心者向けの編集ソフトがあります。
基本的な編集ならiMovieでも十分可能です。
しかし、習熟するにつれiMovieではできないことが目立ち始めます。
- 動画や写真もドロップ&ドラッグで配置ができません
- 任意の場所に文字を入れたり映像の傾きを補正したりできません
- 複数の動画を自由に重ねることができません
- マスク機能やテキスト追加の細かな設定ができません
LumaFusionはiMovieではできないことを可能にし、PremiereやFinal Cutほどの多機能は必要としないユーザーを虜にするアプリです。
LumaFusionの価格
LumaFusionはapple storeで¥3,680でダウンロードできます。
有料アプリだけど、Mac用の動画編集ソフトFinal Cut Proが34,800円なので、それに比べると10分の1で買える値ごろ感です。
私が注目するのは素材のやり取りです。
LumaFusionでは、素材はiFunbox等を使ってPCから直接LumaFusionへ送ります。
この方法以外にSSD等の記憶装置をUSB-CでiPadに繋ぐこともできます。
装置を外してもまた繋げば再認識されます。
優れている点
LumaFusionが優れている4つの点です。
- ①作業が快適。動画の書き出し速度がめちゃくちゃ早い
- ②安定性が高く、動画編集に必要な機能が全部入ってる
- ③動画編集操作がタッチ操作で快適に出来る
- ④価格の納得感が高い
DropboxやGoogleドライブなどのクラウドサービスからもインポートにも対応しています。
なのでちょっとした映像をネット上においておくと編集作業に余裕が生まれそうです。
まとめ
iPadが進化したことで、ちょっとした動画編集ならiPadで作業ができるようになりました。軽量で堅牢なiPadはカバンにも入るので、カフェなどでも作業することができきす。
しかし、間違った使い方をすると逆にストレスになることもあるので、作業の目的と内容はしっかり選びましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 LumaFusion を書きます。