映像の“チカチカ”や“ブロック崩れ”、どう対処すればいい?
「せっかく撮った動画なのに、画面がチラチラする…」
「なにこのモザイクみたいなノイズ…編集どころじゃない」
初心者であればあるほど、こうしたトラブルに心が折れそうになりますよね。
僕もYouTubeを始めたての頃、室内で撮った動画にひどいフリッカーが出ていて、「撮り直しか…」とため息をついた経験があります。
そんな時、頼りたくなるのが簡単でわかりやすい編集ソフト、Filmora(フィモーラ)。
でも実はここでひとつ大きな落とし穴があるんです。
最新版のバージョン14が登場
Filmoraではフリッカーやブロックノイズは直せない?初心者でもできる現実的な対処法と代替ソフトの選び方
❌ Filmoraには「フリッカー除去」や「ブロックノイズ除去」機能がない
まずはっきりさせておきたいのは、Filmoraにはフリッカーやブロックノイズを明確に除去する専用機能は搭載されていません。
例えばDaVinci ResolveやAfter Effectsには
- フリッカー除去(Deflicker)
- ノイズ除去(Noise Reduction)
などの高度なツールがあるのに対し、Filmoraは初心者向けに設計されたシンプルなソフト。
そのぶん、高度な補正は苦手なんです。
🎨 それでもFilmoraで“できること”はある!
専用ツールがないとはいえ、映像のチラつきやノイズを目立たなくする“応急処置”は可能です。
✔ 明るさ・コントラストの調整
- 「カラー補正」から明るさを抑え、コントラストを強める
- シャドウやハイライトで明暗差をなめらかにする
これだけでフリッカーが軽減されることもあります。
✔ ガウスブラーやシャープの活用
- 「ブラー(ぼかし)」エフェクトで粗さをやわらげる
- 「シャープ補正」でディテールを引き立てることで、ノイズを誤魔化す
これらはあくまで視覚的な調整。根本的な除去ではありませんが、SNS投稿やVlogなどでは十分通用するケースも多いです。
💡 本格的な除去が必要なら「DaVinci Resolve」などの併用を
もしあなたが
「作品としてのクオリティを上げたい」
「商用や映像作品として仕上げたい」
と考えているなら、Filmoraだけで完結するのは正直難しいです。
そんな時は、フリッカーやノイズ処理に強い編集ソフトとの“併用”が有効です。
🎥 おすすめは DaVinci Resolve(無料版でも強力)
DaVinci Resolveはプロも使うグレーディングソフトですが、
- フリッカー除去(Deflicker)
- 空間ノイズリダクション
- カラー補正の精密さ
において、Filmoraとは比べ物にならないほど強力です。
実際、僕もFilmoraで完結できなかった素材は、一度DaVinciで処理してからFilmoraに戻して編集…という流れで仕上げています。少し手間はかかりますが、仕上がりの質がまるで違います。
📝 補正と予防、どちらも大事
大前提として、撮影段階でのミスを防ぐことが一番の近道です。
撮影時に意識するべきポイント
- 照明の周波数を日本なら「50Hz」に設定(蛍光灯とのズレを防ぐ)
- シャッタースピードを固定(1/60秒推奨)
- 暗所ではISOを上げすぎない
- モニターやLEDライトをなるべく避けるか角度を調整
これらを意識するだけで、あとで補正する手間が格段に減ります。
✅ まとめ:「Filmoraだけで無理しない」柔軟さがカギ
ソフト | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
Filmora | 簡単・手軽・低コスト | 初心者向けの応急処置に最適 |
DaVinci Resolve | 高機能・強力な補正ツール | クオリティを重視する場合に最適 |
動画編集は“ソフトの使い分け”ができるようになると一気に自由度が上がります。
Filmoraをベースにしつつ、必要に応じて他のツールを組み合わせることで、初心者でもプロ顔負けの映像を作ることができるんです。
最新版のバージョン14が登場
💬 最後に:あなたの動画、“まだ救えます”
「フリッカーで台無しだ…」
「このノイズ、見せたくないな…」
そんな風に感じていたら、一度この記事の内容を試してみてください。
Filmoraの限界を知った上で、他のツールも視野に入れれば、あなたの動画はもっと輝けるはずです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Filmora を書きます。