スマホもOK AI生成画像が作れる DreamStudio の使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DreamStudio を書きます。

スマホでもAI画像が作りたい。そんな人にお勧めなのが画像生成AI「Stable Diffusion」です。

Stable Diffusionはブラウザから動かすことができるので、スマホユーザーでも画像生成ができます。

しかし、そのままでは、パソコンの専門知識が必要で、人によっては難しい作業です。

プロンプトを入力して「Dream」ボタンを押すだけで操作できるDreamStudioを紹介します。

DreamStudio とは

簡単にStable Diffusionを使用できるブラウザツールを使った方法には

  • DreamStudio
  • Diffusion Art
  • お絵かきばりぐっどくん

などのサービスがあります。ですが、直感的な操作ではDreamStudioが一番ラクです。

この記事ではDreamStudioの導入方法と使い方を解説します。

DreamStudio(ドリームスタジオ)とは、AI生成画像で知られるStable Diffusionを誰でも簡単に使うことができるウェブツールです。

有料なのでお金がかかりますが、デフォルトだと一枚17円。

最大でも457円で生成できるので、とにかく手っ取り早くStable Diffusionで画像生成したい人には役に立つツールです。

情報の更新も随時行われていて、2023年3月26日にDreamStudioのUIが刷新したのに合わせて最新のStable Diffusionモデル「Stable Diffusion XL」が搭載されました。

導入方法

まず、DreamStudioに移動します。

右上の「Login」をクリックします。

すると上記の画面が現れます。これがホーム画面です。

ログインするには右上の[Login]から入りGoogle、もしくはDiscordでログインできます。

選択後、画面の指示に従って登録してください。

チェックボックスをクリックして、「Accept」を押せばDreamStudioの登録は完了です。

操作方法

※初期画面では、すでにプロンプト欄に任意の文字が書き込まれています。

操作画面は、まず[Style]から生成したい絵のタッチを選びます。

次ぎにプロンプト(Prompt)にテキストを入力します。

入力が終わったら「Dream」をクリックすると画像を生成できます。

プロンプトを打つのが面倒なら画面右上をクリックするとプロンプトを更新することもできます。

10秒程度で画像が生成されました。

自分が指定した画像を生成したいのであれば

プロンプト(Prompt)枠に、作りたい画像の特徴を的確に指示したテキストを入力し、さらに画面下にあるセッティングの値を調整する必要があります。

お手本になる画像があればアップロードすることでそのお手本をもとに作画も可能です。

気になる著作権ですが、生成された画像の著作権は「CC0 1.0 Universal (CC0 1.0) Public Domain Dedication」、(パブリック・ドメイン)になるので、営利目的であっても、許可を得ずに複製、改変・翻案、配布、上演・演奏することができます。

手軽にAI生成画像を作れるDreamStudioですが、デメリットもあります。

  • スケールアップができない
  • 日本語に対応していない
  • 選択できる学習モデルが限定されるため、Civitaiなどのチューンナップされたモデルが使えない
  • 他の人の作品やプロンプトを見ることができない
  • 更新が早いので取説が間に合わない場合がある

生成した画像をさらに見栄えがいい高精細な映像に作り直すことができない点や。他人の作品を参考にしにくい点使いが手がよくありませんが、初心者には必要な機能は十分そろっているといえます。

設定方法

ホーム画面には画像生成に必要な巣設定機能が並んでいます。

一つ一つ見ていきましょう。

Styles

画風の選択は[Enhance]ボタンをクリックするとパネルが開きます。

選べるタッチは16通りから選択できます。

  • Enhance(強化)
  • Anime
  • Photographic(写真)
  • Digital Art
  • Comic Book(イラスト風)
  • Fantasy Art
  • Analog Film
  • Neon Punk (ネオン管)
  • Isometric
  • Low Poly
  • Origami(折り紙)
  • Line Art
  • Craft Clay(粘土)
  • Cinematic
  • 3D Model
  • Pixel Art(ドット絵)

画風を選んだあと、以下説明する様々なパラメーターを設定することで異なる画像を生成することができます。

Upload Image

この項目から下は、参照画像素材をアップロードして画像を生成する時使います。

クリックするとアップロードしたい画像素材を選ぶことができます。

アップロードすると表記は Imageに代わり、タテヨコサイズの調整ができるようになります。

下部にあるImage Strength は、複数の画像生成の際、加工の強弱をつけるために使います。100%にすると同じ画像が複製されます。なので、35~70%の間で出力します。

Settings

Settingsでは画像サイズと出力枚数を設定できます。

デフォルトは512×512です。

スライドさせることで横長にすることができます。

クレジットを消費するので必要がないときはデフォルトもしくは小さいほうが良いです。

Image Count

Image Countは一度に生成する画像数です。

生成数はImage countの右に表示されている数です。

生成する画像数だけCregitを消費します。

出費を節約したい人は1に設定しておき、慣れてきたら初回は多めに生成して、使える絵が出たら数を絞るなど応用しましょう。

Advanced

クリックしてアイコンを非表示にすると

  • Prompt strength
  • Generation steps
  • Seed
  • Model

以上4つの機能が現れます。

Prompt strengthはプロンプトの影響力を数値化したもの。つまり影響力です。

高すぎるとプロンプトの縛りがきつくなるため、忠実に再現しようとして画像が荒れてしまいます。なので最初はデフォルトの5で様子を見て数値を上げていきましょう。

Generation stepsは値が多いほど正確な出力になります。ただし、出力が遅くなり、クレジットも多く消費します。

Seedとは、画像ごとに割り振られている値です。

生成した画像のSeed値を参考に、類似した画像を生成する時使います。

確認方法は、DreamStudio上で画像をクリックするか、ダウンロードした画像のファイル名で確認できます。

Modelとは、出力に使用する生成モデルのことです。

[2.1][2.1-768][SDXL(ベータ)]の三通りあります。

下のモデルほど新しく高精度なので、こだわりがなければ最新のモデルを選択しましょう。

※SDXLは最新のStable Diffusionモデル「Stable Diffusion XL」の略称です。table Diffusion XL では、より短いプロンプトで説明的な画像を作成できるもので、現在テスト版を利用することができます。

クレジット 課金について

消費クレジットは画面下の[Deram]の数値から、自分が使える残りクレジットは画面右上から確認できます。

消費するクレジットは[画像サイズ]と正確な出力を制御する[Generation steps]数で決まります。

1000クレジットは10ドルで購入できます。

消費を抑えたければこの二点の数値に注目しましょう。

画像を編集する機能

DreamStudio(ドリームスタジオ)には、生成した画像を編集する機能もあります。

[Edit]をクリックすると編集モードになります。

参考画像をもとに一枚だけ画像を生成する手順

1.生成したい画像イメージをプロンプト(Prompt)にテキスト入力する。

※高品質な画像を作る場合はネガティブプロンプトを入力するとうまくいく場合が多いのでお勧めです。

2.参考にしたい画像をアップロードする

3.各種設定を行う

Image Strength 35~70%の間

Image Count 1(一枚だけ生成)

Advanced 

  • Prompt strengthを5
  • Generation steps 低め
  • Modelは最新版SDXL(ベータ)

以上に設定した上で[Dream]をクリック

するとクレジットが消費され、画面右の枠に画像が生成されます。

プロンプトの書き方

自分好みのプロンプトの書き方がわからない。

Stable Diffusionが描き出した絵とそれに使われた呪文(Prompt)が見られるサービスがあります。

Lexicaというサイトです。

ここで見つけた画像には生成に使われた呪文(Prompt)が記録されているので、必要に応じてコピーしてDreamstudioに貼り付けて見ましょう。

ネガティブプロンプトの効率的な管理方法

きれいな絵を描きたければ、ネガティブプロンプトで、必要のない画像をはじめからシャットアウトしておくと作業が早くなります。

ネガティブプロンプトは基本的に使いまわすことが多いので、ネガティブな要素をまとめて指定できる「EasyNegative」を活用するといいでしょう。

EasyNegativeはCivitaiからダウンロードできます。

EasyNegative – EasyNegative | Stable Diffusion Textual Inversion | Civitai

AIグラビア画像 違う顔 の作り方Stable Diffusion – ぶいろぐ

まとめ

AI画像を作りたくてもやり方がわからない。

そんな人はスマホから画像生成AI「Stable Diffusion」を操作できる方法があるので試してみてはいかがでしょうか。

DreamStudioは直感的な操作がしやすいサービスです。生成した画像は無断で使えて商用利用もOKです。