【2023】AI トーキングフォト ツールで読み上げ動画を作ろう10選

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 トーキングフォト を書きます。

一枚の画像からショート動画でも使えるかっこいいアニメーションが作りたい。

イラストや写真の人物を生きているように喋らせたい。

そんな願いに応えるサービスが続々登場しています。

画像や写真を無料で ビデオに変換 してアニメーションさせる”喋らせAI”サービスを紹介します。

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写真やイラストを 動画に変換 するAIツール【無料版】

写真などの人物静止画を音に合わせて口パクさせる動画のことをトーキングフォトといいます。

本来は止まって見えるものが動いてしゃべりだすことでより強い印象を伝えることができます。

静止画を音声に合わせて動画にするには手間がかかるため、完全無料のサービスはそれほど多くありませんが、いくつか使えるサービスもあるので、まずは体験してみることをお勧めします。

SadTalker

まず紹介するのは無料ツールのSadTalkerです。

HuggingFaceのSadTakerにアクセスして、操作パネルから素材画像と音声素材をアップロードするだけです。

生成画像にテキストから生成した人工音声を読み込ませたら上のような動画ができました。

デメリットは、生成画像の画角が固定されていること。

そのため高解像度の生成動画がつくれないことです。

Neiro AI

AIアバターを使った動画を作成できるAIツール『Neiro』。無料プランと有料プランがあります。

Canvaのサービスとしても同梱されています。

無料CanvaのアプリからNeiro AIを使ってアバターを無料で作ることができます。

AI STUDIO

動画を撮影しなくてもあらかじめ搭載されてるAI アバターを使って動画を無料で作ることができるGoogleのサービスです。

アバターは数多く用意されていて、声もワンクリックで変更可能です。

日本語で入力したテキストも日本語で読み上げてくれます。

トーキングフォトサービス【有償版】

HeyGen(旧:Movio)

HeyGenのトップページ

テキストさえあれば、イラストや写真を喋らせることができるAIサービスです。

モデルは数十種類用意されていて、そのモデルを使うことですぐにでもアバター制作が可能です。

使用時間に応じて課金されます。無料版では1分だけ変換できます。

有料版はサブスクで月60ドル。

20分まで変換できますが個人が趣味で利用するには微妙な価格かも。ビジネスで使うなら最強のツールと言えそうです。

HeyGen – AI Spokesperson Video Creator

D-ID Creative Reality Studio

D-ID Creative Reality Studio のトップページ

テキストを打ち込むことで、アバターやアニメーション作成ができるウェブツールです。

Open AIの「GPT-3」や「Stable Diffusion」とStudio D-ID独自のジェネレーティブAI技術を融合させたサービスが提供されています。

無料で14日間利用できます。はじめに20クレジット付与されていて、30秒の画像を変換したところ2クレジット消費されました。

有料契約では月約10ドルで約10分の動画が変換できます。約1,400円の価格設定は魅力的です。

生成された動画にはウォーターマークが付きます。このウォーターマークは有料版にしても外せない点は残念です。

詳しくは別記事にまとめました。

elai.

テキストからビデオ生成する有料のAIサービスです。

パワーポイントみたいなUIが特徴です。

Elaiのアカウントを作成すると、1分間のビデオ作成が無料になります。

アジア系のモデルは少ないものの日本語でしゃべらせることは可能です。

価格は買い切りで、500ドル(6.5万円)とかなり高額です。

日本語のチュートリアルは作られていません。

Colossyan Creator

テキスト文章を入力するだけで、簡単に写真の人物を動画してしゃべらせることができます。

期間限定の無料アカウントでテストができます。本格利用するには、$30/月のBasicプランに加入する必要があります。

LeiaPix AI

画像を立体画像に変換する無料のサービスです。

スマホからの利用もOK。アカウントを取得後、動かしたい画像(イラストもOK)を画面左の編集パネルからアップロードします。

尺や動きの範囲、フォーカスなど五段階での編集も可能。

完成したらダウンロードするだけで画面が3Dでゆるゆる動く動画が出来上がります。

LeiaPix Converter | Depth Animations

LeiaPix Converter は、2D 画像を 3D 画像に変換するための最高のオンライン サイトです。あなたのショットを本当にユニークなものに変えます。2D 画像を取得して、ライトフィールド アニメーション (および 3D 写真) に変換します。https://convert.leiapix.comで今すぐ Web ブラウザーを介して変換します。! それは完全に無料です – 縛りはありません。世界初の 3D ライトフィールド タブレットである Lume Pad の詳細については、www.lume-pad.com をご覧ください。

超かんたん。静止画をAIで動画できる!LeiaPix Converterの使い方!

画像を立体的に動かすLeiaPix Converterの深度 | なんでも保管庫3

Midjourneyで立体視画像を作って遊ぼう!|ゆうすけ

Deep Nostalgia AI

Deep Nostalgia AIは家系図作成サービスサイトです。

サイトの「ディープノスタルジア」メニューを開き、写真をアップロードすると静止画の人物が立体動画に変換されます。

さらに、写真をイラスト風のアニメーションにする機能もあります。

写真の人物を喋らせたい場合は、「Photo」メニューから「Deep Story AI」のオプションを開くことで、音声合成をともなうフェイシャルアニメーションが作れます。

完成した動画の右下にはウォーターマークが付きます。

MyHeritage Deep Nostalgia™, deep learning technology to animate the faces in still family photos – MyHeritage

Cutout Pro

Cutout Pro のトップページ

有料のサービスですが、ウォーターマーク付きの無料オプションを使用できます。

Photo Animer オプションを選択します。

[画像をアップロード] をクリックして、写真を選択します。

Cutout.Pro – AI 写真編集 | ビジュアル コンテンツ生成プラットフォーム、画像とビデオのデザインに最適

Kaiber AI 

Kaiber AI のトップページ

有料の動画生成ツールです。一枚の画像をアプロードするだけでその画像からイメージを膨らませた動画を生成することができます。

Kaiber

基本英語ですが、Google翻訳で日本語にすることで作業を進めることができます。

動画の背景素材を生成する YouTube Create

最近話題になっているのがYouTubeが開発中の新サービス YouTube Createです。

プロンプト次第でコンテンツの背景となる動画を生成してくれるAIサービスでしかも無料? 。

日本では利用できませんが海外ではβ版のテストも始まっているようです。

テキスト読み上げAIサービス

口パク動画は伴いませんが、テキストに書かれた文字を読み上げてくれる「読み上げAI」の世界は大きく進化し続けています。

中でも最近話題となっているのが、自分の声を学習させることで、自分と瓜二つの声でテキストを読み上げてくれる音声サービスです。

自分の顔を動画生成したものに、自分の声を音声生成した素材を加えて動画にすれば、自分のクローンが簡単に作れる時代になりました。

声の自動生成に使われているのは 「ElevenLabs」。

導入方法は別記事にまとめました。

まとめ

静止画を動画にして動かしたいという人向けに簡単に使えるAI画像生成サービスを紹介しました。

Creative Reality Studioは仕草が独特なのですぐ分かりますね。ちょっとやり過ぎという感じが否めない。日本人にはあまりいないタイプの仕草なので、日本語だとどうしても違和感が出てしまいます。

HeyGenは、良いですね!  ご紹介の今回は手間を惜しまず丁寧な作りで素晴らしいです。

かなり凄い。 これ以上先に期待したいのは、モーションキャプチャーみたいに自分が動作したら、リアルタイムでアバターが動いてくれるヤツな。

日本語で操作しやすいのは「Creative Reality Studio」と「HeyGen」なので、おすすめ候補はこの2択かなと思います。

トーキングフォト動画には、企業プロモーションや教育ビデオ、YouTube動画等、様々な活用法が眠っています。

ソフトの開発や改善の頻度も高いので、使い勝手の良いサービスがより廉価で登場することが期待されます。