Go-Pro や Osmo Pocketのような数万円で手に入る機材で撮影されている番組がじゃんじゃん放送されている時代。
機材のコストをいかに抑えるかが動画制作を続けるカギです。
今日は、掘り出し物の中古三脚を安く手に入れたので報告します。
中野ブロードウェイの穴場
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)というお店をご存知でしょうか?
中野ブロードウェイに実店舗を構える、設立30年以上の老舗のオーディオ・カメラの専門店です。
中野は家から遠いので行く機会がありませんでした。音声さんの勧めで一度覗いてみました。
子どもたちがオタクの殿堂というだけあって、中野ブロードウェイの中は小さな店がカオス状態に詰まっています。
マンガ専門の「とらのあな」や個人販売ショップの周囲は若い人たちでごった返しています。
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)が店舗を構えるのは三階。
ここには買取専門のコーナーとイヤホン専門コーナー、業務用(プロ用)音声機材、ビデオ機材のコーナーがそれぞれ店を構えています。
中でも驚いたのがビデオ機材のコーナーです。
店内には業務用で使われるビデオカメラが隙間なく並んでいます。
状態の良さそうなものを値踏みする人は多分プロでしょう。聞きなれた業界用語が聞こえます。
驚いたのはビデオ用三脚が並べられたフロアです。
ビデオ用の三脚を探そうと思っても普通カメラ店にある三脚は写真用のものばかりです。
ビデオ用の三脚はほとんど見つかりません。
中古ビデオ三脚発見
ビデオ用の中古三脚はカメラ店ではない所にありました。
ハンディカム程度の重量のカメラには、ザハトラーなどプロ用の三脚はオーバースペックです。しかし、市販される軽量三脚はほとんどカメラ用です。動画が撮影できる三脚は限られています。
見つけたのがビデオ三脚「ビデオグランデ II」。
ハイ・ミドル・ローの三段階開脚が可能なロックノブ方式・マルチポジション型三脚はハンディカムにちょうどいいサイズです。
グリスとスプリングを封入したビデオ雲台。耐荷重3kg。業務用のビデオカメラは自重があるのでこの三脚には乗せられませんが、ハンディカムなら楽勝です。写真用三脚では不可能だったパンやチルトがスムーズにできます。
値札を見ると中古価格2,880円。ビデオグランデIIの希望小売価格は22,700円(税別)なので買い逃すと悔いが残ります。
中古品にしても安すぎます。よく見ると三脚の足の部分にあるべき石突と呼ぼれるゴム足が一つ欠損しています。
店員さんに聞くと、「中古商品だから多少難ありの商品もあります。ただし撮影に致命的な支障を及ぼすようなものはありません。でも足の部分はメーカーに問い合わせれば解決してくれるはず。メーカーが買取店でなければと答えたら、当店で取り寄せもできるよ」という答え。メーカーの問い合わせ窓口を探してくれました。
石突は量販店で客注
メーカーに修理用の在庫があるかどうか電話で確認します。すると在庫はあるとの答え、ゴム製石突の価格は一個税込み550円。本体と合わせても2万5千円というのは破格の値段です。
カメラヘッドの稼働状態を入念に確認。問題なしと判断して買うことに決めました。石突は家電量販店からでも注文できます。
注文してから五日ほどで入手できました。欠損した脚にはめればできあがりです。メルカリで探すと12,800で出ているのでかなりのお得感です。
まとめ
フジヤエービック在庫はwebから確認することができます。ただしweb未掲載の掘り出し物が店内に並ぶことがあるので、こまめに店内を見て回るとお宝に出会える確率が高まります。
プロ用の機材は売り手の身元がはっきりしている場合が多いので、不良品が少なく初期不良の心配も少なく済みます。買うときに経年劣化の部分だけ確認すればいいといいます。
ある程度慣れると、中古品の機材探しも楽しくなると思います。
独立して稼げる動画クリエイターを目指すなら映像制作と実務案件を通して学べるスクールがあります
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 業務用撮影機材専門店 を書きます。