動画撮影ベストなマイクの選び方【失敗から学ぶ】

マイクの選び方
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

番組のロケでは制作担当とカメラ、音声がチームとなって取材を行います。音声が付いているのは狙った音はしっかり漏らさず録るためです。

個人の動画制作も成否を握る重要な鍵は音。ベストな録音をするにはマイクロフォンの準備は不可欠です。自分自身の経験も踏まえ、機材選びに失敗すると音が割れたりするので注意しましょう。

無指向性マイク(カメラ内蔵マイクなど)

ビデオカメラにはマイクが内蔵されています。種類はだいたい無指向性と呼ばれる平均的に音が拾えるタイプのマイクです。

だいたい3メートル以内の音は録れるように設計されています。

デメリットは騒音のある場所ではノイズも拾ってしまうこと。狙った音をしっかりクリアに録る必要があるのなら、指向性マイクを別途用意した方がいいです。

単一指向性マイク(ハンドマイクなど)

雑踏でのインタビュー取材などでよく見かけるのが単一指向性のハンドマイクです。マイクを向けた先の音だけを録ることから単一指向性と呼ばれています。

中級種以上のビデオカメラの中には、カメラに取り付けるマイクを別売するケースがあります。カメラの頭頂部にあるマルチインターフェイスシューに接続して使います。私が使用しているマイクは価格帯は8千円程度のものです。

用途はマイクが向いている方向の音だけをしっかり録音するためです。周囲の音も一緒に録りたければカメラ内臓マイクがあります。ですから選ぶなら単一志向性のマイクがおススメです。

屋外で撮影する場合が多いと、風切り音に悩まされます。ぼぼぼーという音です。この音を避けるにはウィンドジャマーという風防が欠かせません。

RODE VideoMicro

ピンマイク

被写体が移動するようなインタビュー撮影などで使われるのが襟元やネクタイなどに取り付けるピンマイクです。マイクで拾った音を腰に装着したトランスミッターなどで送信するもので、人物の動きなどを気にせず録音できます。

マイクに近いほうがクリアに録れる性質がありますので、カメラ内臓のマイクで録音するよ圧倒的にノイズの少ない音声が収録できます。

カメラと被写体が離れていたり、万が一のため別に音声だけ録音したい場合はピンマイクをiPhoneなどに繋いでボイスレコーダーで音声ファイルとして録音する方法も裏技として頭に入れておくといざという時役に立ちます。

ワイヤレス送受信機

テレビカメラ用には無線(Bluetooth)により、遠くの音を収音できるワイヤレスマイクが登場しています。

周囲の音がきになる場所や、風が服屋外ではビデオカメラのマイクだけでは音が拾えません。そのためインタビューなどでは無線付きのマイクがあると便利です。

現在使用中のワイヤレスマイクがSonyのECM-AW4です。送信側にマイクが内蔵されていて、電池で駆動します。受信側はビデオカメラのストラップに固定できるのでかなり手軽に取り回しできます。

こうした無線機を使う時、気をつけなくてはならないことが二つあります。

  • マイクは隠す
  • 電池は新品に交換する

情報系のテレビ番組で、取材班が訪ねて行くシーンがあります。出てきた取材先の人物の胸にピンマイクが付いていることがたまにありますが、それはプロとして完全にアウトです。たとえ演出であってもヤラセ感が見えた瞬間に白けてしまいます。マイクは隠すのがマナーです。

送信機の電池寿命です。生放送の歌番組などでは、リハーサル終了後本番前に全ての電池を新品の電池に入れ替えます。充電式電池を使わないのは完全充電でも使い捨て電池よりも電圧が低く歪みの原因になることからです。

商品選びの際、注意したいのはデバイスとの接続方法。USB端子のピンマイクやミニジャックプラグなど仕様を確認して自分にあったものを選びましょう。

超指向性マイク

超指向性マイク

投稿動画の世界ではあまり見かけませんが、テレビロケの風景などで目立つのが、カメラの脇から突き出された長い竿のようなマイクです。

ガンマイクと呼ばれる単一指向性の特徴をさらにスーパーにした超指向性マイクです。

地用指向性マイクはほとんどが業務用。マイクを向けた先の音以外は拾わない上、かなり遠くの音もクリアに捉えることができます。

信頼できるメーカーを選ぼう

安いからと言う理由でピンマイクを購入したところ、ネクタイなどに取り付ける金具が壊れていて往生しました。メーカーは名の知れない中国のメーカーでした。録音した音声が割れて使えないマイクもありました。激安系は注意すべきです。撮影は二度と撮り逃しができません。

インタビューなど、音の収録に意味があるロケでは映像はおまけのようなものです。証言の中身に意味があるからです。証言さえ録れていれば映像は写真などで代用することもできます。

音声専門のスタッフが付くのは、重要な要素である音をしっかり録音するために欠かせないのです。商品の購入に当たっては、信頼できるメーカーを選びましょう。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。