カメラやオーディオ店には高級なカメラや音声機材が並んでいて、フルサイズ6100万画素のカメラや50万円のレンズ等をポンと買っていく人がいます。
私も若いころは高級機材にあこがれ情報収集しましたが、仕事で業務用機材を扱うようになってマニアをやめました。
独立すると放送局のように機材を使うわけにはいきません。安く手に入り使える機材がベストです。
Feiyu pocket
株式会社TS TRADEは、同社が取り扱うFeiyuTechの新製品として、超小型・ポケットサイズ115gで最大駆動時間270分の大容量バッテリーを搭載したカメラ付きジンバル(スタビライザー)「Feiyu pocket」を2020年4月17日18時からクラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGで発売開始する。希望小売価格は税別29,500円。同製品の情報公開は世界最速、日本が初だという。
画角の問題は、引きがほしければ、そこまで移動すればいいだけ。プロは億劫がらずに場所を変えて撮影します。いちばん気になった点。11分あたりのところ。Feiyu pocketは歩く振動が直接映像に響きますね。
カメラマニアである必要はない
業務用機材は高級オーディオのような機材ではありません。面白いのはニュースやエンジニア系のカメラマンで、カメラを趣味にしている人は驚くほどいないのです。
業務用の機材はこわれないことが最優先。細かな画質や音質の違いなど誰も気にしていないのです。彼らによると民生用のカメラは趣味の世界。動画投稿は携帯端末やデジカメで十分なのだそうです。
動画制作を始めるにあたって私が選んだのはDJI Osmo Pocketでした。決め手となったのは「カタログ性能」より「使いやすさ」でした。
多少画質や音質が悪くても、情報の質と鮮度が命の放送番組ではありません。使い始めると機動力のあるカメラがやっぱり便利だったことを実感しました。
激安シャオミ”FIMI PALM”登場!
その後継機かと思ったほど激似の製品が多数現れています。中でも注目はFIMI社のPALMです。
3軸ジンバル搭載で4K / 30fpsでの動画撮影、それに超広角での撮影が可能というから驚き。
FIMIとは中国を本拠とするスマートフォンメーカー「Xiaomi(シャオミ:小米)のエコシステムグループ会社です。
動画を見てびっくり。商品を並べて比較するという広告にあざとさを感じるものの姿形がそっくり。中国では性能のよいモノは真似されるというのが常識。真似されないと一流の評価は得られないのだとか。
価格は25,000円ゾーンというからOsmoより実勢価格で4割程度安い。
日本の感覚とは違って、中国では他人が作った製品でもコピーすることでリスペクトの意を表すというわけわからない常識が通じる世界。
- 120グラム
- 128° 超広角レンズ
- 4K UHD 100Mbps
- 内蔵マイクとマイク
- タイムラプス など4つの撮影モード
- バッテリー寿命:240分(1080P / 30fpsの動画記録時間)
カタログにき3軸4K HDハンディカメラジンバルスタビライザー128°超広角という言葉が踊ります。
日本でも流通が始まりました。購入方法を記事にまとめました。
レビュー
- レビューをまとめると 色味が濃い、暗い感じ
- 本体が撮影中はかなり熱くなる。
- 充電中は、LDEが緑点滅しますが、何時間たっても、LEDが緑点滅します。
- いつ充電完了するのかわからない。
- ディスプレイのタッチ感度が悪い。
- 何度もタッチしないとダメ。
- マニュアルが本体の説明だけ。メニューの説明はない。(どんな機能なのかわからないものがある)
続報:ライバル続々参入中
FIMI社のPALM以外にもジンバル付きカメラが続々登場しています。
#スマブラ 並の大乱闘 #液晶付きジンバル搭載の4Kカメラ 市場 1位 #Xiaomi_FIMI_PALM 2020年1月発売
— furutani (@kenfru3) December 17, 2019
2位 #snoppa_Vmate 2019年12月発売 3位 #funsnap_capture_pocket 2020年2月発売予定 4位 #REMOVU_K1 5位 #dji_osmo_pocket 競合登場で急降下。後発だからといって低品質とはかぎらない
REMOVU社の K1。 ハンドヘルド型のジンバル/LCDスクリーン搭載型の4Kカメラ。 パワフルなバッテリーで4時間連続撮影が可能です。
Snoppa Vmate が開発中というのがVmate。 「コンパクトな折りたたみ機構」「縦横回転機能」「撮影中のスマホのワイヤレス充電機能」など様々な付加価値で勝負を挑みます。価格は2万円台とか。
Vmate:Palm-sized gimbal camera with all your needs | Indiegogo
昨年暮れ登場したbelleclair社の IZELL pocketは重量134g。物理ボタンを省略しているのが特徴です。
重量134gの3軸ジンバル付き4Kアクションカメラ【IZELL Pocket Gimbal】 – Engadget 日本版
昨年11月 クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場したのがFunsnap社のCapture Pocket。4K60fpsで撮影可能なコンパクトな3軸ジンバル内蔵式のカメラ。
USB-C端子から、外部マイクを接続することが出来る点は魅力的です。 三脚穴がついているのも便利なうえ、60fpsの画質と他社製品に引けを取りません。価格は最安18,448円。
Osmo Pocketの半額の1.8万円で大画面、WiFi搭載、三脚穴搭載の3軸ジンバルカメラ「Capture Pocket」が登場 | ガジェットショット
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まとめ
Osmo Pocket で動画取材をしていて感じた欠点は音が録れないこと。室内でのインタビュー程度なら問題はありませんが、屋外取材で欠点が露呈します。
とはいえ、ジンバルカメラは複数台持っていても役に立つのでかなり気になる商品といえそうです。下記の製品比較レビュー動画など比較しながら納得のいく機種を選んでみてはいかがでしょうか。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Feiyu を書きます。