動画編集を進める中で、映像の色味が極端に偏っていると感じたことはありませんか?
青、赤、黄の色が強すぎると、映像全体の印象が不自然になりかねません。この記事では、初心者でも簡単に実践できる「Lumetriカラー」を使った色補正の手順をご紹介します。
Premiere Pro で青、赤、黄が強い動画を修正する手順【初心者向け】
色補正の基礎知識
Premiere Proには「Lumetriカラー」という強力なツールがあります。初心者の方は、以下の3つの機能に絞って色補正を始めると、効率的かつ自然な仕上がりになります。
1. 色温度:映像の全体的な色の暖かさや冷たさを調整。
2. 色かぶり補正:特定の色が映像全体にかぶっている場合の補正。
3. RGBカーブ:各色の明るさを細かく調整。
青が強い場合の修正手順
1. 色温度をオレンジ側へスライド
青のレベルを抑えつつ、赤と緑を少し上げます。
2. 色かぶり補正をピンク側へ調整
青がかぶっている部分を補正します。
3. RGBカーブで青の明るい部分を抑える
特に青みが目立つ明るい部分を下げましょう。
1.波形を見ながら色温度をオレンジ側へスライド
2.波形を見ながら色かぶり補正をピンク側へスライド
3.RGBカーブの青と緑を画像のようにカーブさせる
4.最後に全体の数値を微調整する
1.を行うと青レベルが下がり、赤レベルが上昇、緑も少し上がります。
2.の工程で緑を少し下げ、1.と2.を交互に繰り返して調整していきます。
これで調整しきれないところはRGBカーブを使います。
赤が強い場合の修正手順
1. 色温度を青側へスライド
赤のレベルを抑えます。
2. 色かぶり補正で緑を微調整
赤の強さを軽減し、映像全体のバランスを取ります。
3. RGBカーブで赤の数値を調整
必要に応じて赤の濃い部分を下げていきます。
1.色補正を青側にスライド
2.色かぶり補正を微調整
3.RGBカーブの赤と青を調整
色温度を青方面にスライドします。青よりにスライドさせると赤の数値が下がり、青の数値が上がります。
緑は少し上がるので色かぶり補正で緑を抑えます。
これで調整しきれないところはRGBカーブを使います。
黄が強い場合の修正手順
1. 色温度を青よりにスライド
黄色の原因となる赤と緑を抑えます。
2. 色かぶり補正をピンク側へスライド
映像全体の黄ばみを減らします。
3. RGBカーブで赤と緑を調整
特に黄色が目立つ中間部分を整えましょう。
1.色補正で青よりにスライドさせる
2.色かぶり補正でピンク側へスライドさせる
3.RGBカーブで緑と赤を調整する
黄色が強い画像は赤と緑が強く出ているためこの2つを下げる必要があります。
どちらにしても青の数値を上げていく方向へスライドさせると良い感じになりますよ。
最後はRGBカーブで微調整します。
まとめ
色補正の基本手順は以下の通りです:
1. 色温度で全体の色バランスを調整。
2. 色かぶり補正で特定の色を補正。
3. RGBカーブで細かな調整を実施。
Lumetriカラーを使いこなすことで、映像の印象を大きく改善できます。 初心者でも手順を守れば簡単に綺麗な映像を作れるので、ぜひ試してみてください!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro で青、赤、黄が強い動画を修正する手順を書きます。