自宅NASの動画をストリーミング公開する最強ツール Plex 入門

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Plex  入門を書きます。

YouTubeだけじゃない、もうひとつの“動画を一般公開できる場所”知ってますか。

今日は自分で作った動画、過去に撮りためた素材、限定公開したい講座動画が公開できる。
ちょっとワクワクする話をします。
こういうのって「YouTubeに上げるほどじゃないけど、誰かには見せたい」ってこと、ありません?

僕はめちゃくちゃあります。

で、最近どハマりしてるのが 自宅NAS × Plex という組み合わせ。
これ、使いこなすと「自分専用のNetflix」みたいな世界が手に入ります。

しかも、
👉 見せたい人“だけ”に
👉 ダウンロードさせず
👉 ストリーミングで

これができる。
いや〜、最初に知ったとき「これだ…!」って声出ました。

Plex と自宅NASで動画を公開する方法【視聴者編】

はじめに:動画共有の新しい形

最近は、NASもかなり身近になりましたよね。
特に UGREEN のNASシリーズ。
中でも UGREEN NASync DH2300 は価格と性能のバランスが良くて、
「初めての自宅サーバー」にちょうどいい存在です。

UGREEN NASync DH2300

僕もこれで、

  • 動画素材
  • 編集済みの完成データ
  • 秘蔵のコレクション動画

を全部まとめて管理しています。

ただね、ひとつだけ問題があった。

見せてもいいけどノーガードでは「他人に見せられない」

というのも今の世の中詐欺だらけ。セキュリティ的にお人よしは損します。
なので「はい、じゃあFTPのIDとパスどうぞ〜」
みたいなのは、正直やりたくない。

そんなときに出会ったのが Plex でした。

解決策:Plexで“ストリーミング公開”する

Plexは一言で言うと、

メディア管理+ストリーミング配信ソフト

です。トップページを見るとわかるように
ドラマや映画、スポーツ中継などを提供する動画配信サービスサイトです。

扱われているコンテンツは米国向けのサブスクサービス。
中には無料で視聴できる日本のアニメもありますが

英語に吹き替えられています。

YouTubeやVimeoと違うのは、
自分のサーバーにある動画を、自分で管理したまま配信できる ところ。

特に今回注目したいのが、

🔑「友だち招待」機能

これが本当に便利。

Plexの「友だち招待」とは?

Plexでは、サーバー管理者が
「この人だけは見てOK」
という相手を 友だち として招待できます。

招待された側は、

  • Plexアカウントを作る
  • 招待メールを承認する

たったこれだけで、
管理者の動画ライブラリをダウンロードではなく、
ストリーミングで視聴 してもらうことができるようになります。

ここが超重要👇

  • 動画ファイルは相手のPCに残らない
  • ダウンロード不要
  • 再生は爆速

つまり、

🎬 講座動画を受講者だけに見せる
🎥 編集中の動画をクライアントに確認してもらう
👨‍👩‍👧 家族だけで思い出動画を共有

こんな使い方が、めちゃくちゃ安全にできるわけです。

ストリーミング配信って何がいいの?

ざっくり言うと、

  • ▶ 再生開始が早い
  • 💾 端末にデータが残らない
  • 🔒 著作権・情報管理がラク

昔みたいに「ZIPで送りますね〜(5GB)」
みたいなこと、もうやらなくていい。

これ、動画編集者・ブロガー・講師業の人には
かなり革命的です。

Plex for Windowsをインストールしよう【視聴者側】

ここからは「見る側」の話。

ステップ①:Plexアカウントを作る

  1. Plex公式サイトへアクセス
  2. Sign Up をクリック
  3. メールアドレス or Googleアカウントで登録

無料です。
友だち招待も 無料プランでOK

ステップ②:Plex for Windowsをダウンロード

続いて動画を再生するために使うツールをインストールします。
ツールはセキュリティ対策上、アップルやGoogleの公式ストア、Microsoft Storeからダウンロードを推奨します。

ログインした状態で、

  • ダウンロードページへ
  • Plex for Windows を選択

あとは普通のアプリと同じ感覚でインストール。

Plexには、ストリーミングを再生できるようにするための「Plex for Windows」と、メディアサーバーを構築するための「Plex Media Server」という二つのアプリがあります。間違えてダウンロードしないように。

ステップ③:ログインして準備完了

起動してログインしたら、
もう“受け入れ態勢”は整いました。

あとは…
招待メールを待つだけ。

友だち招待を受け取って動画を見る流れ

① 招待メールが届く

件名はだいたい

「〇〇 invited you to Plex」

みたいな感じ。

② 承認ボタンをクリック

「Accept Invitation」を押すと、
自動的にPlexにログイン → 友だち登録完了。

③ ライブラリが出現する

Plexアプリの左側に、

  • 映画
  • テレビ番組
  • ホームビデオ

など、管理者が共有したライブラリが表示されます。

④ 再生!

あとはサムネをクリックして再生するだけ。

回線速度に合わせて
画質も自動調整されるので安心。

実際に使って「おおっ」となった機能

  • 途中再生の続きから見れる
  • 💬 字幕ON/OFF切り替え
  • 📱 スマホ・タブレットとも同期

正直、
「これ個人サーバーだよね?」
って思うくらい快適です。

まとめ:Plexは“クローズドな動画公開”の最適解

Plexの友だち招待を使うと、

  • 🔑 見せたい人だけに
  • 🚀 高速ストリーミングで
  • 🔒 安全に

動画を共有できます。

YouTubeに上げる前のテスト公開、
限定講座、
家族用アーカイブ。

全部これでいいじゃん。

って、僕は本気で思ってます。

次回予告【管理者編】

次回はついに、

  • 自宅NASをメディアサーバーにする方法
  • Plex Media Serverの導入
  • 友だち招待の管理方法

を、
管理者側の目線でガッツリ解説 します。

「自分の動画配信環境、作ってみたいな…」
と思った人は、ぜひ続きも読んでください。

こういう「ちょっと未来っぽい環境づくり」、楽しいんですよね。