クリアな音声をしっかり録音するには音源の近くにマイクを仕込むのが一般的です。
しかし、カメラが近づけなかったりする時ってありますよね。そんな時使える技の一つがiPhoneに内蔵されているマイクを使って別線収録する方法です。
iPhone外部マイク でiPhone ボイスメモ に録音する方法
周囲が賑やかな環境で人の声を録るときなどに使われるのがピンマイクを使ってワイヤレスで飛ばす方法です。
しかし、もっと手軽で安いシステムで試したい人におススメなのが中古のiPhoneをレコーダー代わりにする方法です。
iPhone4などは中古で1000円程度で手に入るので格安です。
iPhoneにはボイスレコーダーというソフトが実装されています。
さすがに内蔵マイクだけでは周囲の音を拾ってしまうのでキツイですが、外付けのマイクを使うことで結構クリアな音を拾ってくれます。
この仕組みを使って収録し、音データを編集ソフトで同期させることで環境音に悩まされずに音声を編集することができます。
注意する点があります。
- iCloud、アップルIDが必要。
- イヤホン端子(3.5mm・4極)ケーブルが必要。
- iPhone 7以降はさらにLightningから3.5mm変換アダプター必要。
アップルIDが必要
iPhoneのボイスレコーダーで収録された音声はiCloudに保存されます。
USB経由で取り出すことができません。メールに添付して送るにしても転送するにはネットワーク環境が必要です。
イヤホン端子(3.5mm・4極)プラグケーブルが必要。
外付けマイクに標準のケーブル端子はステレオの3極端子です。
ところがiPhoneの端子は接点が一つ多い4極端子です。
なぜ4極かというと、iPhoneの端子はイヤホン付きのマイクが使うため一つ多いのです。
スマホやタブレットの4極音声端子(CTIA規格)に汎用的なイヤホンマイクを接続できる4極プラグが必要になります。
iPhone 7以降はさらにLightningから3.5mm変換アダプター必要。
iPhone 7以降のiPhoneはイヤホン端子がLightningに置き換わっています。
そのため Lightning からマイクの標準ケーブルに変換するアダプターが必要になります。
4極プラグとは
4極プラグとは赤と緑で二股に分かれているケーブルになったプラグです。マイク端子(メス)とイヤホン端子(メス)になっています。マイク端子にマイクを繋いでiPhoneの端子に刺すことで収録ができるようになります。
別線収録した音の編集方法
カメラとは別に収録した音声は、編集ソフトの中でカメラで収録した素材と同期させて編集することになります。
音合わせは手間がかかるので別線収録は編集時の手間も考えて行うようにしましょう。
まとめ
環境音のある場所で撮影するなど、音に保険を掛けたい場合など検討する価値がある方法です。
カメラで正確に音を拾う方法と比較すると万能ではありません。
iPhoneのボイスメモ機能を使って収録する方法はあくまで補助的に考えましょう。
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