動画を編集してみたいけど、編集ソフトは複雑すぎて操作のし方がわからない。
そんなお悩みありませんか。
初心者でもわかりやすく作られたソフトもあります。
そうしたソフトは1時間ほどさわっていると、なんとなく編集ができてしまうほど簡単です。
まずは優しいソフトから始めることをお勧めします。
初心者ならFilmora13(フィモーラ)を選ぶのが安心です。その理由を説明します。
プロがFilmora13を選べない理由
Filmora(フィモーラ)はプラモデル感覚で簡単に動画が作れる編集ソフトです。
特徴は、
- わかりやすく初心者に優しい
- テンプレートやエフェクト、BGMが豊富
- Windows・macOS 、 iPhone や iPad・Android 等に対応
- 基本機能も充実
動画の編集をやってみたいけど、何をすれば良いのかわからない人には使いやすいのが特徴です。
最新版のバージョン13が登場
今回のバージョンアップでは、編集中の作業ファイルをクラウド上におくことができるようになりました。
これで自宅以外の場所にいても「どこでもドア」のように動画編集ができます。
更新が頻繁に行われているのもFilmoraの特徴です。
他のソフトを使わなければできなかった自動音声変換など、様々なエフェクトが予告なしに登場します。なので飽きることがありません。
初心者が編集を楽しむための機能が増え、操作方法もどんどん簡単になってきたことを感じます。
ではなぜ私が Filmora(フィモーラ)を 選ばなかったか。
Filmora(フィモーラ)を選ばなかった理由は二つあります。
Filmoraを使う同業者がほとんどいなかったからです。
なぜプロの中にFilmoraを使う人が少ないかというと、これにも理由があります。
それは動画の原盤にあたるプロジェクトファイルが制限されているのです。
filmoraのプロジェクトファイルを業務用として指定する仕事は見たことがありません。
YouTube投稿動画など、営利を目的とした動画編集では、動画を納品するだけでなく、プロジェクトファイルも含まれる場合が少なくありません。
なので、商売で使う編集ソフトはPremiere ProやDaVinch Resolve18に限定されてしまうのです。
Filmoraを使ってみた感想
しかし、商売で使わないのであれば、使いやすくて信頼できるソフトが一番です。
- なるべく短時間で編集アップしたい
- 30秒の短かい尺
- 苦労してエフェクトを作りたくない
Filmoraは個人で作るYouTubeショート動画にはぴったりだと思いました。
これはショート動画投稿用につくった書籍紹介動画です。
以上の条件をFilmora12は満たしてくれました。
あらかじめ作成したナレーション原稿をAI音声ソフトで素材化し
その音声をもとに映像を編集しただけの即席動画です。
ナレーション原稿をつくるのに若干の時間がかかりますが、素材さえ揃えばタイムラインに並べるだけ。
書き出しも含めて正味三時間で完成です。すごくないですか。
アスペクト比(動画の縦横比)を変えることもできるので、YouTubeショート用に作った縦長動画をインスタグラムやTwitter用の正方形にバージョニングすることもできます。
Filmoraにはワンタッチでエフェクトを貼り付ける機能があります。
この機能を使えば何も考えることなくかっこいいエフェクトがわずか数秒で作ることができました。
テキスト原稿を張り付けるだけプロのナレーションが手に入る
Filmora13の特徴
開発したのは中国・深圳(深セン)に本社を置くWondershare社(2003年創業)です。
PremiereProやDaVinci Resolveと比べ、Filmoraは家庭用に狙いを絞って、動画編集したことない人であっても簡単に動画を作成できるよう開発されました。
Filmora12の特徴をざっくりまとめると次のようになります。
- 初心者にターゲットを絞っているため使いやすい
- 無料版が試せるので自分に向いているか確かめられる
- 個人で楽しむソフトとして設計されている
- トランジョンなど使いたくなる特殊効果が多数用意されている
- 月極価格のサブスクリプションだけでなく、買取という選択肢も用意されている
カット編集、テロップ、ナレーション・BGM録音、映像合成、画面録画、書き出し(DVD含む)などは標準装備。
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加えて、トランジションやエフェクトなど500以上のテンプレートが用意されているというのもお宝級です。
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編集に使うツールも一か所にまとめられ、
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操作に迷っても豊富なチュートリアルビデオを見ることで迷うことがありません。
動画ほ編集するだけでなく、ゲーム実況などの録画に便利なPC 画面や Web カメラの録画・録音機能も備わっています。
シンプルな UI
Filmora 13の UI はシンプルです。
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メニュー欄から編集に使うパネルが自由に配置できるので、よく使う部分だけ集めた自分専用の環境をつくることもできます。
クラウド連携
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クラウドを使っての編集ができるようになったので、自宅や出先で編集を続けることもできます。
描画マスク(ペンツール)
マスク機能に新しく加わった「描画マスク(ペンツール)は、切り抜きたいオブジェクトの輪郭線をペンツールを使って切り抜くことができる機能です。
これまで背景を切り抜くにはPhotoshopなどを利用して切り抜くことがありましたが、その必要がなくなりました。
- 複雑な形状を切り取れる
- キーフレームを使ってアニメーションができる
動画をタイムラインに追加します。
[ビデオ][マスク][描画マスク(ペン)]をクリックします。切り抜きたい画像の輪郭に沿ってペンアイコンをクリックしていきます。
すると、切り抜いた部分以外が自動的に削除されます。
スマートカットアウト
動画の中から特定の対象を簡単に切り取ることができる機能です。
- ブラシでなぞるだけで背景削除ができる
- 選択したオブジェクトのマスク反転も可能
- 複数のオブジェクトもマスクできる
タイムラインに置いた素材上で[ツール][ビデオ][スマートカットアウト]を選択します。
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すると編集画面が現れるので、切り抜きたい対象物の上をマウスでなぞります。
緑色の跡が付きますが、映像には影響ありません。
続いて「クリックしてスマートカットアウトを開始」のアイコンをクリック。
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すると画面の解析が始まります。終わったところで[保存]をクリックします。
編集画面に戻ると周囲から切り抜かれた対象物ができ上がりました。
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背景の映像を下のレイヤーに置くと、切り抜き動画の出来上がりです。
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DaVinci ResolveやPremiereProでは手間のかかる作業もほとんど直感的に行うことができます。
オブジェクトが複数ある場合、旧バージョンのFilmora 11では対応できませんでした。
今回のバージョンアップで選択できるようになりました。
描画マスクを使って二つのレイヤーに分離した動画に、AIスマートカットアウトを使って切り出した透過動画をはめ込むと、特撮映画のような驚きの効果も作ることができます。
家庭で動画編集を楽しんだり、YouTubeやTikTokなどの動画投稿をするには十分すぎる内容です。
できないこと
できることの多さに目を奪われてしまいますが、できないこともあります。
- タイムラインを再生しながらの音量調整ができない。
- エフェクトの重ねがけができない。
- Blu-ray書込みができない。
- ディスクメニュー作成機能がない。
- 360° 動画編集ツールが搭載されていない。
しかし、よく考えるとできないことのほとんどはこれがないと困るような機能ではありません。
360° 動画編集とか、Blu-ray書込みはユーザー数も少なく、ほかのソフトを使うことで解決できるものがあります。
360° 動画編集をきわめたいのであれば、はじめからPremiere Proのようなプロ用の編集ソフトを選択した方が早道です。
いずれニーズが増えるようなら、Filmoraも確実にバージョンアップで対応することが期待できるので決定的な問題ではありません。
Filmora 13【無料版】は、こちらからダウンロードできます。
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Filmora(フィモーラ)シリーズの評判
スタンダードな編集ソフトをユーザーはどのように評価しているのでしょうか。
こちらは再生数10万回。ガンプラ愛好家のYouTuberホシのおもちゃ箱さんが最新バージョンであるフィモーラXのチュートリアル動画。
利用者の反響はこちら。
パッケージ版購入を決断が出来ました。非常に解り易い説明ありがとうございました。
なんか頑張れそうな気がしました!ありがとうございました。
まだ1カ月くらいですが、おかげで最近は編集作業が楽しくなってきました。
【動画編集 初心者向けチャンネル】さんのチュートリアル。
アニメーション機能でつくるカッコいいスライドショーの作り方動画です。
卒業ムービーを作っていたんで、大変勉強になりました。
HDの中に写真としてしまってあるより、ずっと気軽に見れるのが嬉しい。
超初心者向けWindowsムービーメーカーが使えなくなった今、それに代わるソフトとしてFilmoraに注目が集まっていることががわかります。
いっぽうこちらの動画では、ほかのソフトから乗り換えた感想が語られています。
今使っているのはPremiere Pro。最近使い始めているのはfimora9。「ソフトを実際に使ってデビューして貰えませんか」という話をメーカーから受け、「いろいろな動画編集ソフトに触れることが出来るのはありがたい」と動画編集ソフトを試してみた。使って見ると「結構いい」とガチで思った。どういう違いがあるか比較してみた。
評価すべき点、気になる点と、動画ではそれぞれ中立的な観点からFilmora(フィモーラ)の評価すべきポイントがわかりやすく紹介されています。
Filmoraのお値段
Windows、Mac版ともに料金は買い切り版で8,480円。サブスク版で6,980円/年です。
販売形式 | サブスク版 | 買い切り版 |
ライセンス | 契約期間のみ | 永続利用化 |
バージョンアップ時の対応 | 自動的にバージョンアップ | メジャーアップデート非対応 ※買い替えの必要あり |
ランニングコスト | 定期的に料金が発生する | 購入時のみ |
サポート | 常時メールサポートあり | 常時メールサポートあり |
収益化 | ○ | ○ |
価格 | 6,980円/年 | 8,480円 |
購買層が重なる国内販売シェアNo1のPowerDirectorが、買い切り版12,980円(税込)、サブスク版8,480円/年(税込)なのに対し、約三割以上低価格です。
学生教職員向けプラン1年プラン5,980円永続ライセンス8,980円ビジネス向け永続ライセンス14,900 円などもありさらに、複数ライセンス購入の場合、最大60%オフになります。
マルチプラット 1年間プランはWindows、Mac版に加えてiPhoneやiPad、Androidにも一契約一台で対応しています。
デメリット
追加オプションが有料なこと。
Filmstockと呼ばれるサイトでダウンロードできますが、使えるエフェクトは有料のものが多いので注意が必要です。
結論
Filmoraの更新頻度は高い上、メジャーバージョンアップも数年おきに行われます。
毎年更新することで常に新しい機能が使えるサブスク版の1年間プランがおすすめです。
ダウンロードから書き出しまで
Filmoraのダウンロードは公式サイトからできます。
ダウンロードサイトはWindowsとMac別々に用意されています。
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インストールして起動した編集画面。左上にメディアプール、右上がプレビューモニター。
下段がタイムラインとオーソドックスなレイアウトです。
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作業用アイコンは用途に合わせて一列に表示されています。
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素材の読み込みは左のメディアから素材ファイルを指定すれば読み込めます。
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4KとフルHDの二択。自分が作りたい方を選択します。
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あとはどんどんタイムラインに乗せていくだけ。不要な部分をカットをしたくなったら、シークバーに鋏マークがあるので、カットしたい部分にバーを合わせて、その上をクリックすればカット終了です。
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オープニングロゴは「タイトル」をクリックするとテンプレートが出てきます。
使いたいものがあれば、クリックしてタイムラインに乗せるだけです。
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BGMもあらかじめ用意されているので、同じくドラッグ&ドロップします。
これで編集終了。
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書き出しは、右端のアイコンを押すと設定画面が出てきます。
エンコードはh.264とMPEGの二種類から。事実上h.264がYouTubeの標準なので迷うことはありません。
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書き出しボタンをクリックすると動画ファイルが出来上がりました。
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気になる商用利用について
以前のバージョンでは、個人が制作した動画で収益を得ようとした場合は「商用ライセンスを使う必要がある」となっていました。
今回、個人プランによれば「制作した動画をYoutubeやFacebookなどのソーシャルメディアプラットフォームに投稿すること」の一文が明記されました。
YouTubeで広告収益を得る際はFilmora個人プランでOK!ということです。
まとめ
Filmora13(フィモーラ)の機能は大幅に向上しました。
話題の編集ソフトを比較するとこのような位置関係になります。
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iMovieじゃ物足りない。DaVinci Resolveは言ってることがわからない。Premier ProやFINAL CUTは価格的に手が出せない・・
そんな悩みを抱えた動画編集者。動画を撮って手軽に編集を楽しみたいというライトなユーザー。
操作手順がわかりやすく、用途が限られた Filmora(フィモーラ) はまさにベストチョイスだと思います。
ダウンロードはWondershare公式ページから行えます。
独立して稼げる動画クリエイターを目指すなら映像制作と実務案件を通して学べるスクールがあります
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Filmora12 を書きます。